ファイナンス 2022年6月号 No.679
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職員トップセミナー 講師略歴ロバート キャンベル日本文学研究者 早稲田大学特命教授 早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問近世・近代日本文学が専門で、とくに19世紀(江戸後期〜明治前半)の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。テレビでMCやニュース・コメンテーター等をつとめる一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組企画・出演など、さまざまなメディアで活躍中。ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業(B.A. 1981年)。ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程修了、文学博士(M.A. 1984, Ph.D. 1992年)。1985年に九州大学文学部研究生として来日。同学部専任講師(1987年、国語国文学研究室)、国立・国文学研究資料館助教授(1995年)を経て、2000年に東京大学大学院総合文化研究科助教授に就任(比較文学比較文化コース〔大学院〕、学際日本文化論〔教養学部後期課程〕、国文・漢文学部会(同学部前期課程)担当)。2007年から同研究科教授。2017年4月に国文学研究資料館館長就任。2021年4月から早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問。主な著書に『井上陽水英訳詞集』(講談社)、編著に『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫)、『東京百年物語』(岩波文庫)など。 78 ファイナンス 2022 Jun.と、私たちが現在文学として読んでいるものが、非常に重要な社会インフラ、社会資本としての役割を果たしていたことが古典から読み取れるように思います。

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