ファイナンス 2022年5月号 No.678
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(国研)産業技術総合研究所 フェロー兼 エネルギー・環境領域 ゼロエミッション国際共同研究センター長(現在)2018年4月 九州大学グリーンテクノロジー 2019年12月 ノーベル化学賞受賞2020年1月 2020年12月 日本学士院 会員(現在)2021年4月 名城大学 終身教授・特別栄誉教授(現在)講師略歴吉野 彰(よしの あきら)旭化成株式会社 名誉フェロー1970年3月 京都大学工学部石油化学科卒1972年3月 京都大学工学研究科修士課程修了1972年4月 旭化成(株)(旧旭化成工業(株))入社 1992年3月 旭化成(株)イオン二次電池 1994年8月 (株)エイ・ティーバッテリー 1997年4月 旭化成(株)イオン二次電池 2001年5月 旭化成(株) 2003年10月 旭化成(株) 2005年8月 旭化成(株)吉野研究室室長2010年4月 技術研究組合リチウムイオン 2015年10月 旭化成(株)顧問2017年7月 名城大学大学院理工学研究科 教授10月 旭化成(株)名誉フェロー(現在)事業推進部商品開発グループ長技術開発担当部長事業グループ長電池材料事業開発室室長旭化成グループフェロー電池材料評価研究センター理事長(現在)研究教育センター訪問教授(現在)職員トップセミナー 72 ファイナンス 2022 May.状況に非常に大きく左右されるため立地が重要になります。そこで立地のよい最適立地国の電力を日本に運ぶことができればよいわけですが、そのためには、何がしかの二次エネルギーという形に変換する必要があります。カーボンニュートラルを実現するために必要なもう一つの項目は、化石燃料に代わる二次エネルギーを開発していくことです。いくつかの議論がなされていますが、なんとなく答えが見えてきていると思います。カーボンニュートラルは難しい話に聞こえるかもしれませんが、私から見ればこんな楽な研究はありません。なぜならマーケットが待っているからです。

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