ファイナンス 2022年4月号 No.677
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横須賀支署から見える、YOKOSUKA軍港めぐりの船と自衛隊の潜水艦ドブ板通り(カタカナが正式名称)東京九州フェリーよこすか海軍カレー(写真提供:横須賀市)【ドブ板通り】【東京九州フェリー】【よこすか海軍カレー】【ヨコスカネイビーバーガー】4 ご当地三大グルメり、すでにこの時代から最先端エリアを海上から眺める「明治版軍港めぐり」を楽しんでいたことが窺えます。米海軍横須賀基地前の商店街です。ここは日本と米国の雰囲気が融合した独特の情緒が感じられ、ネイビーバーガー、海軍カレー等ご当地グルメを提供する店をはじめとして様々な業種の店が軒を連ねています。またスカジャンの発祥地としても有名です。ちなみにドブ板通りと呼ばれるようになったのは、大正時代、幅1m半位の下水が流れていて、その上に厚い板の蓋がしてあったことに由来します。2021年7月1日、横須賀と北九州・新門司との間に「東京九州フェリー」が就航しました。日曜日を除く週6便運航されており、両港を約21時間で結んでいます。上りも下りも深夜0時前に出港し、翌日の夜9時頃到着するスケジュールとなっています。就航した2隻の船舶は、それぞれ横須賀市の花、「はまゆう」と北九州市の花、ひまわりから「それいゆ」と名付けられています。大海原を目の前にして、船上の露天風呂で癒されてみてはいかがでしょうか。明治41年に発行された「海軍割烹術参考書」に記載されたレシピをもとに現代に復元したカレーで、基本レシピに各店のアレンジを加えて提供されていますが、提供のルールとして、認定店のみ、横須賀市内でしか提供できないこと、栄養バランスを考慮して必ずサラダと牛乳を添えること等5項目が定められています。最近では自衛隊各艦の料理長のレシピを忠実に再現した「横須賀海上自衛隊カレー」も提供されています。ハンバーガーは当初、米海軍において艦船の見張り要員の食事として提供され始め、各艦船の料理人が隠し味に工夫を凝らすなどして、軍隊食として発展していきました。2008年、米海軍横須賀基地から米海軍の伝統的なハンバーガーの調理法が提供され、このレシピを元に誕生したのが、ヨコスカネイビーバーガーです。100%ビーフパテを170g以上のビッグサイズで焼き上げ、シンプルな味付けに調理された本場アメリカの伝統的なハ

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