ファイナンス 2022年3月号 No.676
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○ AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業(10億円(新規))各分野で構築が進むデータプラットフォーム等と連携し、分野・機関を越えた研究データの共有・利活用を行う中核的基盤を構築することで、AI・データ駆動型の研究開発を促進する事業を立ち上げる。○次世代半導体創生拠点形成事業(9億円(新規))※この他、3年度補正予算で30億円を計上3年度補正予算において措置した半導体集積回路の設計等に必要な設備を活用しつつ、省エネ・高性能な次世代の半導体創生を目指したアカデミアの中核的な拠点形成に向けた研究開発等を行う。3-3.大型プロジェクトの推進○宇宙・航空分野の研究開発(1,576億円⇒1,558億円(▲1.2%))※この他、3年度補正予算で686億円を計上・ アルテミス計画に向けた研究開発等アルテミス計画への参画に伴い、日本が強みを有する分野の「貢献」が求められており、月周回有人拠点(Gateway)への物資・燃料補給、月極域の探査等について研究開発等を進める。・ H3ロケットや宇宙科学・探査衛星の開発運用コストを半減し、多様な打上げニーズに対応した国際競争力のある次期基幹ロケット(H3ロケット)の開発や、宇宙空間における活動領域の拡大などに貢献するXRISM(クリズム)等の宇宙科学・探査衛星の開発を着実に推進する。○原子力分野の研究開発(1,471億円⇒1,470億円(▲0.0%))(うち、エネルギー対策特別会計へ繰入1,080億円)※この他、3年度補正予算で86億円を計上日本原子力研究開発機構が保有する原子力施設の安全強化とバックエンド対策(廃止措置、廃棄物処理・処分等)や、原子力の基礎基盤研究とそれを支える人材育成を着実に進める。○北極域研究の戦略的推進(15億円⇒47億円(+203.7%))※この他、3年度補正予算で91億円を計上北極域の研究プラットフォームとして、北極海海氷域の観測が可能な北極域研究船の建造を進めるとともに、北極域の環境変動の実態把握や人材育成等を着実に推進する。○ 官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設の整備の推進(12億円⇒22億円(+76.7%))※この他、3年度補正予算で40億円を計上学術・産業ともに高い利用ニーズが見込まれ、我が国の研究力強化と生産性向上に貢献する次世代放射光施設について、官民地域パートナーシップの下、5年度の稼働に向けて整備を着実に進める。○ ポスト「富岳」の次世代計算基盤に向けた先行調査研究(4億円(新規))スーパーコンピュータ「富岳」の後に続く次世代計算基盤の開発に向けて、関連技術の動向等を踏まえたフィージビリティ・スタディを行い、研究開発課題の抽出、システム概念設計や、求められる機能・性能等について検討を開始する。4.スポーツ関係予算4-1. Sport in Lifeの実現に向けたスポーツ環境整備○運動・スポーツ習慣化促進事業(2億円⇒3億円(+43.4%))誰もが身近な地域で安全かつ効果的な健康づくりのための運動・スポーツを習慣的に実施するため、地域の実情に応じて地方公共団体が行う、スポーツを通じた健康増進に資する取組を支援する。○障害者スポーツ推進プロジェクト(1億円⇒2億円(+40.2%))障害者が身近な場所でスポーツを実施できる環境を整備するため、障害者のスポーツ実施状況・阻害要因26 ファイナンス 2022 Mar.特 集

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