○補習等のための指導員等派遣事業(78億円⇒84億円(+8.1%))学校における働き方改革を推進するため、補習授業対応等、教員の事務負担軽減のための学校教育活動を支援する学習指導員等を引き続き配置(11,000人)するほか、スクール・サポート・スタッフの拡充(9,600人→10,650人)を行う。また、地方公共団体における働き方改革の取組状況等を踏まえた効果的・効率的な配置を推進する。○ スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの配置拡充(72億円⇒77億円(+6.9%))いじめや不登校など、様々な課題を抱える児童生徒への支援に向けた相談体制を充実する観点から、・ スクールカウンセラーの配置について、引き続き全公立小中学校への配置(27,500校)、スーパーバイザーの配置(90人)に加え、いじめ・不登校や貧困・虐待対策のための重点配置の拡充(3,600校→5,400校)を行う・ スクールソーシャルワーカーについても、引き続き全中学校区への配置(10,000人)、スーパーバイザーの配置(90人)に加え、いじめ・不登校やヤングケアラー対策を含む貧困・虐待対策のための重点配置の拡充(3,900校→6,900校)を行うこと等により、教育相談機能の強化を図る。また、予算執行調査の指摘等を踏まえ、地方公共団体における指標設定・効果検証を通じた効果的・効率的な配置を推進する。○切れ目ない支援体制整備充実事業(24億円⇒29億円(+23.1%))特別な支援を必要とする子供への切れ目ない支援体制の整備等を行う地方公共団体等を支援する。特に、3年6月に成立した「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」も踏まえ、医療的ケア看護職員の配置支援について、2,400人から3,000人に拡充する。また、効果的な配置方法等について、別途調査研究を行いつつ、地方公共団体等へ周知普及を図る。○デジタル教科書普及促進事業(22億円⇒23億円(+4.9%))※この他、3年度補正予算で65億円を計上6年度からのデジタル教科書の本格的な導入に向けて、3年度補正予算と合わせて全ての小・中学校等でデジタル教科書を活用し、課題や効果・影響等に関する実証や、デジタル教科書を活用した効果的な指導法を研究・実践する事業等を実施する。○CBTシステム(MEXCBT)の拡充・活用促進(6億円⇒5億円(▲6.2%))※この他、3年度補正予算で5億円を計上文部科学省CBTシステム(MEXCBT)を、希望する全国の児童生徒等が、オンライン上で学習・アセスメントできる公的なCBTプラットフォームとして提供するとともに、MEXCBTの解答結果等を活用し、教育データの標準化や分析等を実施し、政策・実践を改善する仕組みの構築を進める。○全国的な学力調査の実施(41億円⇒43億円(+4.9%))※この他、3年度補正予算で3億円を計上児童生徒の学力や学習状況を全国的に把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、文部科学省CBTシステム(MEXCBT)を活用するCBT化に向けた試行検証に取り組む。○地域と学校の連携・協働体制構築事業(68億円⇒69億円(+1.5%))各地方公共団体において、地域と学校の連携・協働体制を構築するために、「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」と「地域学校協働活動」を一体的に推進するとともに、地域における学習支援や体験活動などの取組を支援する。○公立学校施設整備(災害復旧費・社会体育施設除く)(648億円⇒652億円(+0.6%))※この他、3年度補正予算で1,296億円を計上安全・安心な教育環境を構築するため、学校施設整備を推進する。その際、原則として教育部局以外の部局との調整が必要な、学校施設以外の施設との複合化・集 ファイナンス 2022 Mar.23令和4年度予算特集:2令和4年度文教及び科学振興費について 特 集
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