ファイナンス 2022年3月号 No.676
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編集後記編集後記3月号(通巻第676号)令和4年3月15日発行編集・発行編集補助・印刷・販売財務省日経印刷株式会社〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-15-503-6758-1011ISBN978-4-86579-306-2定価509円(本体463円+税10%) 年間購読料(別刷を除く)6,108円(税込)/送料別●本書購読のお申し込み、宛先などの変更は、下記までご連絡ください。 全国官報販売協同組合(普及サービス部) TEL 03-6737-1506 / FAX03-5855-2303 e-mail:orderzasshi@gov-book.or.jp●記事の大宗がホームページでもご覧いただけます。 財務省広報誌「ファイナンス」トップページ https://www.mof.go.jp/public_relations/nance/ ⇨●本誌へのご意見・ご要望は 〒100-8940 東京都千代田区霞が関3-1-1 「財務省広報室内ファイナンス編集部」あてにお送りください。 e-mail:nance@mof.go.jp財務省ホームページ https://www.mof.go.jp ⇨財務省ツイッター公式アカウント @MOF_Japan ⇨今月も「ファイナンス」をご覧頂き、ありがとうございます。日々刻々と悪化するウクライナの戦禍をSNSで見ていますが、ふと、太平洋戦争に出征した祖父の話を思い出しました。あれはたしか私が高校三年生の夏、身内の戦争体験をレポートにまとめるという課題でしたが、普段は豪快な祖父が戦場でのつらい記憶を涙ながらに振り返り、戦争は何も生まないと繰り返し教えてくれたものでした。いま思えば、当時高校生の私は「教科書で勉強した通り、戦争はやっぱりだめなんだ」程度の認識だったと思いますが、市民が犠牲となり破壊が繰り返される戦争は、本当に何も生まず、深い悲しみしか残さないことをSNSから絶え間なく発信される凄惨な画像を通じて思い知らされます。70年前と違い、SNSやメディアが発達したいま、私たちの言葉は世界中に届くようになりました。報道に携わる身として、言葉の力を信じ、いまはただひたすらに平和を祈るばかりです。(財務省広報室長 伊藤 拓)96 ファイナンス 2022 Mar.

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