ファイナンス 2022年2月号 No.675
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 はじめに旭川東税務署は、昭和24年10月、旭川税務署(現旭川中税務署)管内の一部を管轄区域とした、上川税務署として分割設置され、昭和45年7月に署名を旭川東税務署に改称、平成16年7月に庁舎を現在地に移転しました。現在の管轄区域は、旭川市の一部と上川郡の7町(東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町)で、管轄面積は約3,076km2、管内人口は約255,000人です。旭川市は、札幌市に次ぐ北海道第2の都市で、内陸性の気候のため、これまで夏は最高37.9℃、冬は最低-41.0℃を記録しており、寒暖差が激しく、四季の変化に富んでいます。管内の主な産業は、稲作や野菜を中心とした農業、二つ目に全国的に知名度が高い「旭山動物園」(旭川市)や「大雪山国立公園」、「層雲峡温泉」(上川町)、「美瑛の丘」、「青い池」(美瑛町)など自然環境資源に恵まれた観光業となっています。ちなみに「旭川」という自治体名は、市内を流れる忠別川をアイヌの人々が「チュクぺッ」と呼んでいると和人が聞き取り、それを「チュプぺッ:太陽川(転じて)日が昇る川」と解釈して、明治23年に命名されたものです。 管内の名所〔層雲峡〕層雲峡は、石狩川を挟み約24kmの断崖絶壁が続く峡谷で、大雪山黒岳山麓には北海道有数の規模を誇る層雲峡温泉があります。峡谷を彩る紅葉は、大雪山系山頂付近で8月下旬頃から色づき始め、山々から温泉街へと徐々に各所に降りてきて、各所で10月中旬まで紅葉が楽しめます。また、1月から3月の冬期間には、滝が凍るほどの極寒の自然を最大限に活かして作られた、大小さまざまな氷のオブジェが立ち並び、ライトアップによって幻想的な光景が広がる「層雲峡温泉氷ひょう瀑ばくまつり」が開催されます。四季折々の情景を見せる街 旭川旭川東税務署 総務課長北西 嘉久旭川市92 ファイナンス 2022 Feb.連載各地の話題

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