ファイナンス 2022年2月号 No.675
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各地の話題 グルメ〔焼き肉・たまコロ・オホーツクビール〕農水産物の地域資源が豊富なことから、北見市は観光目的の一つとなる「食」にも特色があります。過去に屠畜場が所在していたことから新鮮な肉が入手しやすかったため、内臓肉を中心とした焼き肉が市民に広く浸透しており、1人当たりの焼き肉店舗の数では全国トップ3に入るほか、暖かい季節には家族や仲間同士、屋外で焼き肉を楽しむ光景もよく目に付くなど「焼き肉の街」としても有名で、特に牛サガリ(ハラミ)や豚ホルモンが好まれているようです。玉ねぎのおいしさを詰め込んだコロッケ「たまコロ」は、全国コロッケフェスティバルで第4回、第7回とグランプリを獲得したこともあり、全国に北見産玉ねぎの名を馳せています。「オホーツクビール」は、平成6年の酒税法改正後、日本で初めてビール製造内免許を取得した、地ビールブームの先駆けとして有名で、醸造所と隣接したビアホールでは、作りたてのビールと地元の食材を生かした北見グルメを味わうことができます。 催し〔北見厳げん寒かんの焼き肉まつり〕北見市の気候的な特徴として、台風や梅雨などの影響を受けることがほとんどなく安定している一方で寒暖の差は非常に大きく、夏には35℃を超えることもあれば、厳冬期には最低気温がマイナス25℃を下回るほど冷え込むこともあります。北見市はオホーツク地方の経済の中核となる都市でもあることから支社や支店が多く所在し、転勤などで北見に来られる方も多く、その方々が北見の「厳しい寒さ」と「焼き肉文化」を全国にPRしようと発案された「北見厳寒の焼き肉まつり」は平成12年から開催され、真冬の寒さの中、屋外で七輪を囲んで焼き肉を楽しむというイベント性の高さから、現在では北見名物として全国にファンがいらっしゃいます。 おわりに北見税務署管内には、今回ご紹介しきれなかった魅力的な見所・グルメがたくさんあります。北海道にお越しの際には、女め満まん別べつ空港から車で約40分、オホーツク観光の拠点としても最適な北見に、ぜひお立ち寄りください。(写真提供:北見市) ファイナンス 2022 Feb.91連載各地の話題

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