でダイヤが大きく乱れるようになった。この話とサプライチェーン云々は、ちょっと似ているかもしれない。閑話休題。正月明け以降、家内の不在をいいことに、家で食事をする日は、すき焼き、餃子+にらチャーハン、魚の西京焼き+豚しゃぶ、厚揚げ+納豆オムレツ+もり蕎麦、ステーキ+ガーリックライス、中華火鍋もどき+ラーメン、鮭のちゃんちゃん焼きと自分の好きなものを食べ続けている。昨日は鶏のもも肉を、しょうがを利かせた中華味の鍋物にして食べた。今晩は久しぶりにカレーにする予定だ。昨日の鍋物の汁を残してあるので、これを活用した残り汁カレーにする。夕方になったので、まず玉ねぎを刻み、炒め始める。いい色になってきたところに鶏肉を入れ、さらに炒めたところにカレー粉をたっぷりと振り入れ、さっと炒め合わせる。そこに鍋物の残り汁を入れ、お湯も足してじっくり煮込む。この間に頂き物のさつま揚げをオーブントースターで温め、冷蔵庫からビールを出す。昨晩糠に漬けておいたきゅうりも取り出し、早速に一杯やる。新品の冷蔵庫から出したビールいと美味し。さつま揚げに柚子胡椒をつけてまた美味し。そろそろカレーの鍋に戻る。麺つゆとおろししょうがで味を調えたら片栗粉でとろみをつけて完成。カレー用の皿を取り出すのが面倒なので、昼にうどんを食べた丼に飯を盛り、飯が埋没して見えなくなるまでカレーをたっぷりとかけて食べる。我ながらおいしくできた。豆腐のかけらやら白菜の切れ端など、普段カレーではお目にかからないものが混じっているところがよろしい。山盛りのカレーをさらにお代わりして、大いに満足する。食後は例によってソファに寝そべり、ネット配信で1967年の日活映画「対決」を観る。小林旭演ずるちょっとふざけた流れ者と高橋英樹演ずる一本気なやくざの組み合わせがなかなかよろしい。東映の実録路線とはちょっと違う任侠娯楽映画に熱中しつつ、デザートにきんつばを2個も食べてしまった。このところ欲望のままに食べ続けているなあ。我ながら驚く。そういえば1年前に作った背広のズボンが随分きつくなった気がする…。〈材料〉 鶏もも肉3~400グラムのもの3枚(皮を外し食べやすい大きさに切る。鍋物用とカレー用に2:1に分けておく)、長ねぎ1本(斜め切り)、白菜1/8(堅いところと柔らかいところに分け、硬いところは短冊に切り、柔らかいところは一口大にちぎる)、木綿豆腐1丁(8~10等分)、椎茸6個(石突を切り、4等分にスライス)、えのきだけ1袋、しょうが1片(半分はみじん切りにして鍋物に使い、残りはカレー用におろして使う)、おろしにんにく大匙1、中華スープの素、オイスターソース、花椒、一味唐辛子、玉ねぎ大1個(カレー用に薄くスライス)、カレー粉、水溶き片栗粉(片栗粉大匙2、水大匙4)、めんつゆ(1)鍋物用の鍋に、サラダ油、ごま油各大匙1をひき、弱火で鶏皮を炒める。テフロン加工でない鍋の場合、焦げつきやすいので頻繁に動かすこと。(2)鳥皮がきつね色になったら取り出してしょうがのみじん切りとねぎを加え、1分ほど炒めてから、鶏もも肉と白菜の堅いところを加え、花椒と一味唐辛子を振り、中火にしてさらに3分炒める。(3)湯適量(鍋の大きさにもよるが1~1.5ℓぐらい)を加え、豆腐と椎茸を入れ煮立てる。(テフロン加工の鍋の場合、熱いときに湯を注ぐとテフロン被膜を傷めることがあるので、いったん火を止め、少し冷めてから湯を入れた方がよい。)(4)沸騰する寸前で火を絞り、おろしにんにく、オイスターソース大匙2を加えてから、粉末中華スープの素で味つけする。(5)味が決まったら鍋を卓上コンロに移し、早速に食す。好みで花椒、一味唐辛子を振る。(6)具が減ってきたら、えのきだけ、白菜の柔らかいところを加える。スープが減ったら湯とスープの素、オイスターソースを加える。(7)締めの雑炊または麺類を作るときも、翌日のカレー用にスープを一定量(5~600㏄ぐらい)残しておく。翌日のカレーの作り方(1)フライパンにサラダ油大匙1をひき、玉ねぎを中火で炒める。きつね色になってきたら鶏もも肉を加え3分ほど炒め、弱火にしてカレー粉大匙5を加えてよく混ぜる。(2)鍋の残りを加えて煮立てる。具材との関係で水分が足りないようなら湯を加える。(3)沸騰寸前で火を絞り、おろししょうがを入れ、味見しながらめんつゆ適量を加えて味を調える。(4)一旦火を止め、水溶き片栗粉を入れ、よく混ぜながら再度過熱してとろみをつける。鶏のしょうが味中華風鍋物やがてカレーのレシピ(2人分)86 ファイナンス 2022 Feb.新々 私の週末料理日記 その48連載私の週末 料理日記
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