かな取組を実施するとともに、「創造的復興」を実現していくため、令和4年度東日本大震災復興特別会計の総額を8,413億円としている。今後の新型コロナウイルス感染症の状況等を踏まえ、必要な対策を講じるため、5兆円の新型コロナウイルス感染症対策予備費を計上している。3.結び前述の通り、令和4年度予算は、既に成立した令和3年度補正予算と一体として、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しつつ、「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」の実現を図るための予算としており、関連法案と合わせて、国会での御審議を経て速やかに成立することが期待されている。次の世代に未来をつなぐためにも、まずは今回の危機を乗り越え、経済をしっかりと立て直し、財政健全化に向けて取り組んでまいりたい。(以上)主要経費別内訳(単位:億円)3年度予算(当初)4年度予算増減額増減率備考一般歳出669,023673,746+4,723+0.7%社会保障関係費358,343362,735+4,393+1.2%文教及び科学振興費53,92553,901▲24▲0.0%人事院勧告の反映による義務教育費国庫負担金の減:▲239億円等うち科学技術振興費13,63813,788+150+1.1%恩給関係費1,4501,221▲228▲15.7%防衛関係費53,14553,687+542+1.0%中期防対象経費:+1.1%(その他の事項経費を含む。)公共事業関係費60,54960,575+26+0.0%経済協力費5,1085,105▲3▲0.1%国際的に支払約束をした拠出金の払込満了に伴う減:▲6億円等(参考)ODA5,5995,612+12+0.2%中小企業対策費1,7261,713▲13▲0.8%貸出動向等を踏まえた信用保証制度関連予算の減:▲21億円等エネルギー対策費8,8918,756▲135▲1.5%感染症の影響等によるエネルギー対策特会出資先の事業進捗状況等を踏まえた繰入の減:▲125億円等食料安定供給関係費12,72312,701▲21▲0.2%農業共済の掛金率改定に伴う国庫負担の減:▲13億円等その他の事項経費58,16458,350+186+0.3%予備費5,0005,000--新型コロナウイルス感染症対策予備費50,00050,000--地方交付税交付金等159,489158,825▲664▲0.4%一般財源総額について前年度と実質的に同水準を確保国債費237,585243,393+5,808+2.4%公債残高の増加に伴う債務償還費の増等合計1,066,0971,075,964+9,867+0.9%(注1) 3年度予算は、4年度予算との比較対照のため、組替えをしてある。「(参考)ODA」の「3年度予算(当初)」欄の計数は、令和4年度からODAの対象外となる経費(80億円)の影響を除いている。(注2)計数は、それぞれ四捨五入によっているので、端数において合計とは一致しないものがある。(注3)一般歳出とは、一般会計歳出総額から国債費及び地方交付税交付金等を除いたもの。 ファイナンス 2022 Feb.7令和4年度予算特集:1令和3年度補正予算及び令和4年度予算について 特 集
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