ファイナンス 2021年11月号 No.672
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各地の話題深川八幡祭りは、徳川家綱の成長祈願の神事が発端と言われており、毎年8月15日に開催されています。「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」といわれるように、深川八幡祭りは江戸の三大祭り(諸説あります)の一つで、特に3年に一度行われる本祭りでは50基を超える神輿が連なって8kmのコースを練り歩く様は見ごたえ十分です。沿道からは神輿や担ぎ手めがけてお清めの水をじゃんじゃんかけることから、別名「水かけ祭り」とも呼ばれています。令和2年が本祭りの予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で延期となり、次回の本祭りは令和5年8月に開催予定です。〔木場の角乗〕木場の角乗は、江戸時代に木場の材木業者が水に浮かべた木材を、鳶口一つで乗りこなし、筏を組む仕事の余技から発生し、これに様々な技術が加わって民俗芸能として発達しました。角乗に使われる材木は、角材を使うため丸太乗りより高い技術を必要とされます。江戸時代に生まれたこの文化は、東京都指定無形文化財にも指定されています。〔豊洲市場〕築地市場から移転した「日本の台所 豊洲市場」は、世界中から水産物や野菜が集まる日本最大の卸売市場として、2018年10月に開場しました。マグロの競りの様子が見学できたり、市場グルメを楽しんだり、新鮮な食材を直接買うこともでき(お土産として買うのは不可)、一般客も十分楽しめるスポットです。〔江東区の橋〕河川や運河の多い江東区には、実に130以上もの橋があります。東京で初めて架けられた鉄橋「八幡橋」や、関東大(永代橋) ファイナンス 2021 Nov.75連載各地の話題

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