ファイナンス 2021年8月号 No.669
76/84

西条市〔うちぬき(水の都西条市)〕市内は全国的にもまれな被圧地下水の自噴地帯が広範囲にわたって形成されています。一帯では15~20mの鉄パイプを打ち込むだけで、良質かつ豊富な地下水が自然に湧き出し「水の都」とも呼ばれています。その自噴井は「うちぬき」と呼ばれ、飲料水としての利用はもちろん利水産業の興隆を促してきました(この自噴井は市内に約3,000カ所!)。この「うちぬき」の水は石鎚山系からの伏流水のことで、「昭和の水百選」に認定され、全国きき水大会で2年連続日本一おいしい水に選ばれています。〔西条まつり〕毎年10月に開催される「西条まつり」は、市内の嘉母神社、石岡神社、伊曽乃神社、飯積神社の四社の祭礼を総称したもので、その歴史は古く、江戸時代から300年以上受け継がれています。特徴は彫刻や装飾が施されただんじりにあり、奉納されるだんじりの数は110台以上に及び、市内全域を併せると150台を超えています。かき夫が威勢の良い掛け声とともに太鼓と鉦に併せて担ぎ上げ、また練り歩くさまは圧巻で豪華絢爛。最も規模が大きな伊曽乃神社祭礼の「川入り」は、まさに水の都西条を象徴する名場面です。〔アクティビティ〕市内には、「アウトドアオアシス石鎚」、四国最大級の自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー西条」、「クライミング」、ロープウェイで標高1,300mまで夜の空中散歩「石鎚山スターナイトツアー」、スキーやスノボーなどアウトドアが楽しめる場所がたくさんあります。更に市内の「水めぐりツアー」、川や海でのカヤックなど、海抜0m~石鎚山頂までの広大なフィールドを活用した多くのアウトドアアクティビティが楽しめます。72 ファイナンス 2021 Aug.連載各地の話題

元のページ  ../index.html#76

このブックを見る