ファイナンス 2021年8月号 No.669
75/84

各地の話題1はじめに伊予西条税務署は、陣屋町として栄えた旧西條藩の武家屋敷跡に税務署発足の年(明治29年11月)に西條税務署として設置され、昭和23年に伊予西条税務署に改称、昭和41年に現在の地に庁舎を移転しています。管轄区域は、当初2郡でありましたが、その後、署の統廃・分離や市町村合併を経て、現在は西条市1市となり、総面積は約510km2、人口は約11万人となっています。〔陣屋跡から望む税務署と石鎚山〕西条市は愛媛県東部に位置し、南は西日本最高峰の「石鎚山」、北は瀬戸内海の燧灘に面して、気候は温暖で豊かな自然と清らかな水の恵みに育まれた歴史と伝統が息づくまちです。良質で豊富な水資源により、日本一の生産を誇るはだか麦や愛宕柿など農産物の一大産地であるとともに、飲料や機械など様々な企業が立地し、四国最大規模の工業地帯となっています。2管内の名所・話題〔西日本最高峰 石鎚山〕石鎚山(標高1,982m)は日本百名山で、日本七霊山の一つです。古く奈良時代から修験道の地として知れ渡り、あの弘法大師(空海)も修行したとされています。山頂までの登山道には、全国でも珍しい4カ所の鎖場がありますが、う回路もあります。石鎚山を中心に個性的な山々が連なる石鎚山系には広大な笹原の高原や白骨林・原生林、石鎚特有の高山植物など特徴的な自然が広がり、桜、新緑、紅葉、雪景色と四季折々の手つかずの自然に触れることができ、また、多様のトレッキングルートも楽しめるのもこの山の醍醐味です。〔UFO(雄峰)ライン(町道瓶ケ森線)〕石鎚山系の標高1,300m~1,700mの尾根沿いを縫うように走る全長27kmに及ぶ町道は、UFOラインと呼ばれ、天空へと続く四国のてっぺんからの絶景はツーリングコースとして人気があります。水の循環が感じられるアウトドアのまち伊予西条税務署 総務課長大沢 勇人西条市 ファイナンス 2021 Aug.71連載各地の話題

元のページ  ../index.html#75

このブックを見る