ファイナンス 2021年7月号 No.668
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屋外のオープンスペースを活用した実証実験も(1)の都市再生の部分で民間事業者等と協力し屋外型リビングラボ施設「うめきた外庭 SQUARE」の実験空間がスタートした。JR大阪駅前の大規模開発地の中に設置された屋外のオープンスペースでさまざまな活動を行うもの。たとえば、西尾レントオール(株)は2020年10月5日~16日に「うめきた外庭SQUARE」で本社業務を行った。都市部の緑地エリアを空間高度化(IoT化等)することで「BCP対策」「賑わい創出」にどのような効果をもたらすかを検証した。有事の際を想定した仮設の通信環境の下での事業継続の可否を実験するとともに、屋外におけるオフィスワークが人にどのような影響を与えるかについても確認した。その他にも地域に開放する「地域連携プロジェクト」や起業を目指す人向けの「チャレンジショップ」などにも利用されている。「うめきた外庭SQUARE」に設置した仮設のサテライトオフィス団地内の集会場を利用した テレワークスペースの提供職住接近に対応して キッチンカーを誘致 ファイナンス 2021 Jul.9ポストコロナに向けて財政投融資が果たす役割~令和3年度財政投融資計画から~特集

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