ファイナンス 2021年4月号 No.665
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編集後記編集後記4月号(通巻第665号)令和3年4月20日発行編集・発行編集補助・印刷・販売財務省日経印刷株式会社〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-15-503-6758-1011ISBN978-4-86579-257-7定価509円(本体463円+税10%) 年間購読料(別刷を除く)6,108円(税込)/送料別●本書購読のお申し込み、宛先などの変更は、下記までご連絡ください。 全国官報販売協同組合(普及サービス部) TEL 03-6737-1506 / FAX03-5855-2303 e-mail:orderzasshi@gov-book.or.jp●記事の大宗がホームページでもご覧いただけます。 財務省広報誌「ファイナンス」トップページ https://www.mof.go.jp/public_relations/nance/ ⇨●本誌へのご意見・ご要望は 〒100-8940 東京都千代田区霞が関3-1-1 「財務省広報室内ファイナンス編集部」あてにお送りください。 e-mail:nance@mof.go.jp財務省ホームページ https://www.mof.go.jp ⇨財務省ツイッター公式アカウント @MOF_Japan ⇨突然ですが皆さま、今年の大河ドラマ「青天を衝け」ご覧になっていますでしょうか。主人公の渋沢栄一氏は、大蔵省(現財務省)退官後、本邦初の銀行や証券取引所を立ち上げ、民間経済人として約500社の創業や育成に関わられました。今月号の「路線価でひもとく街の歴史」は、渋沢翁が創設に関わった第一国立銀行、証券取引所の地、「日本橋」を取り上げています。また巻頭言では、幕末から明治、大正、昭和にかけて津波のように押し寄せる大変化に対応した日本人の創造的対応をテーマとした「イノベーターたちの日本史」の著者である米倉誠一郎教授にご寄稿を頂きました。この本の中では、冒頭大河ドラマでも第一話から登場する玉木宏さん演じる西洋砲術家・高島秋帆氏が、当時極めて高い情報感受性を持って、ペリー来航に際して開国通商により富国強兵を進めることを提言したことや、大隈重信氏が国家の対外的信用樹立のために、財政構造の抜本的改善を画期的なアイデアで進めたこと等が描かれています。我が国が大きな危機に見舞われた際に発揮された、過去の日本人の類い稀な創造的対応には今なお学ぶところが多いのではないでしょうか。「近代日本を築いた創造的対応」という観点からもこの1年、渋沢翁を始めとした登場人物の活躍を楽しみにしていきたいと思います。(財務省広報室長 大森 朝之) ファイナンス 2021 Apr.87

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