ファイナンス 2021年4月号 No.665
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ハンドルも前に出して適正な距離を保ちたいからです。ハンドルはステムというパーツで固定されていて、買ったときのステムは、一般にハンドルが高く・近くなるようにセッティングされていて、これをひっくり返すと低く・遠くできます。それでもまだ近すぎたので、より低く・遠くできるDixna(ディズナ)のリードステムに買い換えました。(1-2)これからしたいことバーエンドバーの難点は、既述の幅のほか、ブレーキレバーが握れないことがあります。対策として、最初からコの字になっているハンドル=ブルホーンに交換したいのですが、ブルホーンとフラットバーとでは付けられるブレーキの規格が違うため、ブレーキ系の全交換を伴うので、そこまで金をかけるなら、クロスバイクを乗りつぶしてロードバイクかな、と思案中。(2)サドル周り(2-1)これまでにしたことサドルの高低はこれまでに触れましたが、前後にも多少動かせます。後ろにすると引く力を使いやすいのでペダルを強く押しやすくなり、前にすると自重がのせやすいので、その範囲でペダルを軽く速く押しやすくなります。これは好みの問題で、わたくしはめいっぱい前に付けています。また、自転車を買ったときには大きく柔らかい初心者向けサドルが付いています。そういうSELLE ITALIA(セラ・イタリア)のQ-Bikを、慣れてからVELO(ヴェロ)の小さめ・硬めのもの(製品名失念)に買い換えました。(2-2)これからしたいこともっと前のポジションに興味があるものの、シートポスト(フレームとサドルをつなぐパーツ)の限界なので、前乗りが主流のトライアスロン用に買い換えないとできません。買ってみたら前過ぎた、ではお金の無駄なので、試乗できたらいいのですが……。(3)車輪周り(3-1)これまでにしたことわたくしが買った自転車にはSchwalbe(シュヴァルベ)のMarathonというタイヤ(32mm幅)がつけてあり、これはパンクしづらく耐久性があることで有名です。一般にタイヤの寿命は数千kmで、競技用だと2~3,000kmも持たないものもありますが、15,000kmほど使いました。その分重いのが短所(前回、ロードバイク関連で書いたとおり、自転車業界では軽さが正義です)で、交換時にはより軽いその上位品Marathon Racerにしました。タイヤ幅は、ロード/クロスバイクはmm規格で、23、25、28、32mmが一般(前2つが主にロード、後2つが主にクロス用。傾向として、幅が広くなると入る空気が増えるので荒れた路面でも安定しますが、接地面の変形量が大きくなるので力のロスが増えます)ですが、前回書いたように29erにあこがれていて、それに近づけるために少しでも太くしたかったので、35mmに広げてみました(29er並みにするには50mm(マウンテンバイクはインチ規格なので2インチ)以上が必要なのですが)。タイヤの内側に収めるチューブは、競技用の軽量チューブも試してみましたが、わたくしにはあまり違いが感じられなかったので、Schwalbeの28~45mm対応のものに落ち着きました。重めですが、丈夫でタイヤ幅の対応レンジが広く、重宝しています。(3-2)これからしたいこと35mmでもフレームには多少余裕があるので、もう少し太いタイヤで29erにより近づけたいのですが、一般に5mmは変えないと乗り味の違いはない(実際、32mmと35mmでは体感は変わりませんでした)と言われます。Marathon Racerを履きつぶしたら一回28mmを試して(Continental(コンチネンタル)のUltra Sport3が現時点での候補です)、その次にまた広いタイヤに戻ってくる予定です。(4)その他これからしたいこと3万km近く乗っているのでそろそろチェーンリング(フロントギア)交換のタイミングですが、前の変速はほとんど使っていないので、この際フロントシングルにしようかと考えています。せっかく変えるなら楕円チェーンリングにする(本編で触れたとおり前後のギア比を大きくするとクランク1回転当たりに進む距離が伸び、かつ、ペダルを最大筋力で押せる箇所はわずかなので、その箇所の直径が大きく、それ以外が小さくなる楕円にすると、力が入るところではギア比が大きく、力が入らないところではギア比が小さくなります)のも一案か、と悩んでおります。 ファイナンス 2021 Apr.63自転車通勤で「なろう」になろう!?あぷらいど!連載自転車通勤で 「なろう」になろう!?

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