ファイナンス 2021年4月号 No.665
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構想の実現(病床機能の分化及び連携の推進等)や医療の効率的な提供の推進のための目標(後発医薬品の使用割合等)など、適正な医療を地域に広げるための計画における取組内容を見直すととともに、毎年度のPDCA管理を強化するため、医療費の見込みの改定や保険料算定に用いる医療費との照合など、医療費適正化計画の実効性を高める方策について、見直しに向けた検討を行う。○ 国保連合会及び支払基金における医療費適正化にも資する取組を着実に推進するための業務の在り方や位置づけについて検討する。○ 後期高齢者医療制度における一人当たり医療費の地域差縮減に寄与する都道府県及び知事の役割強化や在り方を検討する。○ 医療扶助における適正化について、頻回受診の該当要件の検討を行うとともに、医療費適正化計画の医療費に医療扶助も含まれることを踏まえ他制度における取組事例も参考に推進しつつ、ガバナンス強化に向けた中期的な検討を行うほか、マイナンバーカードを用いた医療扶助のオンライン資格確認の実施に向け所要の措置を講じる。○ 後発医薬品の使用を更に促進するため以下の取組を着実に進める。・バイオシミラーに係る新たな目標の在り方を検討し結論を得る。・「2020年9月までに後発医薬品使用割合を80%以上」の目標達成後の新たな目標について、これまでに分かってきた課題も踏まえつつ、その内容について検討する。・後発医薬品も含めた、医薬品の適正使用に資するフォーミュラリガイドラインを策定する。・後発医薬品使用割合の見える化や公表を医療機関等の別に着目して拡大することを検討する。(介護)○ 地域支援事業の介護予防・日常生活支援総合事業の上限制度の運用の在り方について、速やかに必要な対応を検討する。○ 2020年度の関係審議会における審議結果を踏まえ、要介護度に関係なく給付対象となっている廉価な品目について、貸与ではなく販売とするなど、福祉用具貸与の在り方について、速やかに必要な対応を検討する。 ファイナンス 2021 Apr.9令和3年度 社会保障関係予算のポイント 令和3年度予算特集:3特 集

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