ファイナンス 2021年3月号 No.664
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○原子力分野の研究開発(1,475億円⇒1,471億円(▲0.3%))(うち、エネルギー対策特別会計へ繰入1,082億円)※この他、2年度補正予算第3号で15億円を計上日本原子力研究開発機構が保有する原子力施設の安全強化とバックエンド対策(廃止措置、廃棄物処理・処分等)や、原子力の基礎基盤研究とそれを支える人材育成を着実に進める。4.スポーツ関係予算4-1.東京大会・北京大会に向けた取組○競技力向上事業(101億円⇒103億円(+2.7%))オリンピック・パラリンピック東京大会及び北京大会に向けて、競技団体が行う日常的・継続的な選手強化活動やパリ2024大会等で活躍が期待される次世代アスリートの発掘・育成等を支援する。○ハイパフォーマンス・サポート事業(22億円⇒21億円(▲3.6%))スポーツ医・科学等によるトップアスリート活躍のための専門的かつ高度な支援を実施するとともに、オリンピック・パラリンピック東京大会及び北京大会において、アスリート等が最終準備を行うための医・科学・情報サポート拠点を設置する。4-2.総合的なスポーツ施策の展開○地域運動部活動推進事業(2億円(新規))生徒にとって望ましい持続可能な部活動と学校の働き方改革の実現に向けて、休日における部活動の段階的な地域移行の全国展開を図るため、全国各地の拠点校・地域における実践研究等を実施して、その成果を広く情報発信する。○スポーツによる地域の価値向上プロジェクト(2億円⇒3億円(+51%))地域の交流人口の拡大及び地域・経済の活性化を図るため、スポーツと地域資源を融合させたコンテンツを活用したスポーツツーリズムを地域単位のモデル的な取組の実施と全国単位でのネットワーク構築等により推進する。5.文化庁予算5-1.文化芸術の創造・発展と人材育成○文化芸術による創造性豊かな子供の育成(67億円⇒71億円(+5.6%))※この他、2年度補正予算第3号で40億円を計上文化芸術により子供たちの豊かな感性や創造力等を育むため、小・中学校等において、実演芸術の巡回公演又は芸術家の派遣を行い、子供たちに対し質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を提供する。5-2. 文化財の確実な継承に向けた保存・活用の推進○文化財の適切な修理等による継承・活用等(395億円⇒386億円(▲2.2%))※この他、2年度補正予算第3号で75億円を計上国宝・重要文化財(建造物・美術工芸品等)や史跡等を積極的に活用しながら次世代に確実に継承するため、適切な修理・整備や、防災・防火対策等に対する支援を行う。5-3.文化発信を支える基盤の整備・充実○ 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業(15億円⇒19億円(+30.5%))博物館等の文化施設が文化観光拠点としての役割を果たせるよう、施設の機能強化に資する事業や、文化クラスターの形成等に資する事業を支援する。26 ファイナンス 2021 Mar.令和3年度予算特集:2令和3年度 文教及び科学振興費について特 集

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