各地の話題宮城に来てけさいん（来てください）仙台空港税関支署管理課長久保田 恭一１はじめに仙台空港は、「仙台」を名称に入れておりますが、実は仙台市の南東、太平洋沿岸に位置する「名取市」に所在する国際空港です。名取市は人口約8万人の街で、空港から仙台駅までのアクセスもよく、仙台アクセス鉄道の快速だと17分で到着する近距離のため、東北地方の空の玄関口として多くの方に利用されております。横浜税関は北の宮城県から南の神奈川県までの6県（宮城、福島、茨城、栃木、千葉、神奈川）を管轄としており、宮城県内には、仙台空港税関支署以外に、仙台塩釜税関支署（石巻、気仙沼出張所を含む。）があり、空（空港）と海（開港）の税関官署が県内に設置されております。 多賀城市 仙台空港税関支署 仙台塩釜税関支署 石巻出張所 気仙沼出張所 仙台塩釜税関支署塩釜事務所 宮城県内の税関所在地 宮城県内の税関所在地＊1） 外国に往来する航空機の入出港や、貨物の輸出入などのため政令により指定された空港で、現在全国で32空港が指定されている。２仙台空港と税関仙台空港は戦時中の昭和15年に「熊谷陸軍飛行学校増田分校教育隊練習基地」として飛行場が建設された後、米軍への接収、返還等を経て、昭和39年、空港整備法に基づく第二種空港の指定を受け、運輸大臣が管理する公共飛行場として共用が開始されました。供用開始当時は、1200メートルの滑走路1本でしたが、高度経済成長の波や、航空機材の大型化・ジェット化が進み、昭和47年、既存滑走路に加え、B滑走路（2000メートル、平成10年には3000メートルに延伸）が完成し、その年からジェット機が就航しております。税関は、全国13番目の税関空港＊1として平成2年4月に開港しました。開港当時は、「塩釜税関支署（現在の「仙台塩釜税関支署」）仙台空港分室」として税関が設置され、その後、平成3年に「仙台空港出張所」、平成13年に「仙台空港税関支署」と昇格し現在に至っております。仙台国際空港ターミナルビル名取市 ファイナンス 2021 Jan.86連載各地の話題
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