ファイナンス 2021年1月号 No.662
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チになくても、連携するスマホ側のGPSデータがログに残せるなら、それで結構です)、(3)心拍数系がついているもの(なくても問題はありませんが、サイコンだとオプションなので、スマートウォッチを使うメリットになります)、を探すとよいでしょう。《チートその16:STRAVA》スマートウォッチで記録を取るようになると、その記録に思い出がつまってブランドが変えづらくなったりするでしょう―少なくともわたくしは。でも、STRAVAを使えばそんな縛りに悩まされる必要はありません。サイクリングを含む各種ワークアウトのログをクラウドに保存できるサービスで、多くのスマートウォッチやサイコンからデータをアップできます。走った後にかかった時間や距離をチェックするほか、ある程度時間が経ってから見直すと、いろいろと思い出が浮かんで乙なものですよ!《チートその17:ネックスピーカ》公共交通機関による通勤に比べての自転車通勤のデメリットとして、他にできることがない、というものがあります。公共交通機関であれば、読書をしたりニュースをチェックしたり、ゲームで遊んだり動画を見たりといろんなことができますが、自転車ではどれもできません。できるのは、音楽を聴くぐらいです。ただし、どうやって聴くかは要注意。普通に考えればイヤホンですが、着けたために外部の音が聞こえなくなると、それは道交法違反。経験上、片耳を外していれば十分聞こえますが、警察から念のため外すよう指導されることもあるようです。そこでわたくしは、ネックスピーカを使っています。これで路上の楽しみが増えますが、単に音楽を楽しむだけでない意外な使い方も……それが何かは、次回をお楽しみに。《チートその18:YouTube》YouTube等には世界中から数え切れない動画がアップされているのは皆様ご存知の通り。当然ながら、自転車に関する動画も数多くあるのですが、ここでチートとして取り上げるのは、メンテナンスの動画です。メンテナンスのやり方は、書籍やウェブページなどで写真入りの解説も数多くありますが、これらを圧倒してわかりやすいのが動画です。まとまったものとして、初回に触れたサイクルベースあさひや、スポーツバイクのチェーン店ワイズロードがアップしているので、「(チェーン名) メンテナンス 動画」で検索してみましょう。初見では、こんなにいろいろやらなきゃいけないなんて面倒だな、と思うことでしょう。しかしそのほとんどは、お金を払ってでもお店でやってもらえばよいものです(1~2年に1回、店に預けて全部見てもらうと楽)。個人でやろうとすればできるものを最後に列挙しましたが、うち、できた方がいいのは最初の3つ、(前回触れた)空気入れ、チェーン注油、パンク修理(チューブ交換)です。これらは頻度が高く、高価な工具が不要で、比較的作業が簡単なので、覚えてしまった方が結局は楽だからです。なお、先に紹介した2つのうち、わたくしの感覚に近いのはワイズロードの方で、ちゃんとしたやり方だけでなく簡便法を紹介しているのと、パンク修理=チューブ交換と割り切っているのがいいと思います。特に前者は、ちゃんとやるのが面倒で頻度を落とすぐらいなら、手抜きでいいので適時にやった方が絶対にいいと思いますので。#主なメンテナンス一覧(頻度はわたくしの実績((9)のみ未実施)で、(8)はお店に出しました)(1)空気入れ:月に2、3回(2)チェーン注油:数百km走行ごとに1回(異音がするようになったら)(3)チューブ交換:パンクの都度(2020年実績1回)(4)ブレーキシュー交換:約3,000km走行ごとに1回(ゴムが薄くなってきたら)(5)ブレーキ/シフトワイヤー交換:数千km走行ごとに1回(サビたりほつれたりしたら)(6)タイヤ交換:数千~1万km走行ごとに1回(トレッドパターンが薄くなってきたら)(7)チェーン交換:約9,000km走行ごとに1回(チェーンチェッカーでチェックして伸びが確認できたら。チェーンチェッカーを買わないなら、もう少し早めに交換したほうが無難でしょう)(8)スプロケット交換:1.5~2万km走行ごとに1回(チェーンを交換したときに歯飛びするようになったら)(9)チェーンリング交換:2~3万km走行ごとに1回(同上) ファイナンス 2021 Jan.66自転車通勤で「なろう」になろう!?連載自転車通勤で 「なろう」になろう!?

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