ファイナンス 2021年1月号 No.662
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写真6-2 自転車専用信号7. 【英国の初等教育 ~8割ノンネイティブの世界、 宿題に時間をつぎ込む親たち~】写真7-1  小学生も中学生も子供の世話にかかる時間が1日2時間越え、40年前と比べて倍増している)*32) https://www.economist.com/international/2020/10/03/working-class-parents-are-becoming-more-like-middle-class-ones (Economist 2020年10月3日)(1) 8割ノンネイティブ、読み書き算数1日2時間10月3日付のエコノミスト誌*32における「英国における母親が小学生の子の世話につぎ込む時間が1日2時間超」というグラフを見て、「わかる!」、うなずきすぎて首がもげそうになりました。公立小学校ながら、とにかく宿題が多く、真面目にやるとたしかに毎日、計2時間ほどかかります(毎日異なる絵本1冊音読、感想4行英作文、単語テストの書き取り練習、算数プリント、算数のオンライン自習サイトを週100問以上進めるなど)。私の場合、子が4歳の9月から、家から近いロンドン・ウエストミンスター区のある公立小学校(State school)の準備学級(いわゆる小学校付属の幼稚園)、5歳の9月からYear1(小学1年生)、6歳の9月からYear2(小学2年生)へと通ってきました。ほかに、欧州ジョージアからの外交官の子や、イタリアからの外交官の子もいます。担任の先生に聞くとノンネイティブの子が8割を超えるのだという。登下校の付き添いは12歳までは必須であるため、自分は朝の送りを毎日と、定時で帰れる時に宿題対応をしています。写真7-2 朝の様子 ファイナンス 2021 Jan.54海外ウォッチャーFOREIGN WATCHER連載海外 ウォッチャー

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