ファイナンス 2020年10月号 No.659
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各地の話題(2)まぐろステーキもう一つのお勧めのまぐろ料理が「まぐろステーキ」です。熱々の溶岩で焼き上げ、食欲をそそるニンニク醤油味をかけるとジュージューと音を立てながら白煙に包まれるまぐろを豪快にいただきます。ソースは醤油のほかにカボスやチーズ、トマトソースとの組合せもでき、色々な味を楽しめます。動画でお見せできないのが残念です。湯気が立ち上がっているまぐろステーキ(筆者撮影)(3)ぎょろっけ津久見市のソウルフードと言えば「ぎょろっけ」が挙げられます。新鮮な魚のすり身と野菜をたっぷり入れて作った魚のコロッケですが、味と外見はどちらかというとさつま揚げ風です。ピリッと辛い唐辛子の味と魚や野菜の甘味で、ソースをかけなくても美味しく食べられます。地元の食卓を飾る食材で、大分の居酒屋では必ず頼む定番メニューの一つです。(4)佐伯寿司複雑に入りくんだリアス式海岸の豊後水道は日本でも有数の漁場です。荒波にもまれた旬の地魚は身が引き締まり、ほどよく脂がのっています。佐伯市では寿司ネタのほとんどを地元で仕入れることができ、市内で提供される寿司を特に「佐伯寿司」と称しています。その特徴は、通常のものよりネタが大きいことです。あまりの大きさに食べるのに苦戦していると、お店の方から「半分に切りましょうか?」と言われます(笑)。それほど大きな佐伯寿司、地元のお店に食べに来てください。シャリが見えません!(筆者撮影)6おわりに今回は、大分県の特産品と郷土料理に特化してご紹介しました。皆様には大分県への旅行や出張の際のご参考にしていただければと思います。とは言えこのコロナ禍、遠出は難しいという方には、お取り寄せもできます。また、ふるさと納税の返礼品になっている特産品もありますので、ぜひインターネットで検索してみてください。最後に、温泉に入った後は、大分のGoちそうをToまみに、地酒・地焼酎で乾杯できるよう、一日も早い新型コロナウイルスの終息と皆様の健康をお祈りいたします。(写真提供:大分県、大分市、国東市、大分県漁業協同組合) ファイナンス 2020 Oct.77連載各地の話題

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