ファイナンス 2020年9月号 No.658
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ビワイチの聖地を目指して~ サイクリングルートの連携で魅力発信~守山市地域振興課 係長杉本 悠太1守山市の概要日本最大の湖、琵琶湖。昨今全国的な自転車人気が高まる中、滋賀県では琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」を楽しむ方が年々増加しています。瀬戸内しまなみ海道に次ぐサイクリングの聖地として「ビワイチ」は人気で、日本一の湖を回る達成感と爽快感が魅力で、特に「琵琶湖大橋」がサイクリストの最も人気のスポットとなっています。守山市は、この琵琶湖大橋の袂に位置する高低差が20m程度の平坦かつコンパクトなまちで、人口は約8万4千人、京阪神地区のベッドタウンとして今なお年*1) 自転車走行推奨帯。自転車利用者が車道の左側を安全・快適に走行できるように、車道の路面上に、走る場所と方向を示したもの。間に人口が600人程度増加しています。7月1日で市制施行50周年を迎えますが、ちなみに「守山」の名は、仏教発祥の比叡“山”の東の鬼門を“守”るまちが由来と言われています。通勤・通学のほか、高齢者も含めて地域内の移動や日常生活に自転車を利用される方も多く、以前からまちづくりのテーマの一つに「自転車」を置き、自転車走行レーンの整備、矢羽根*1の整備を積極的に行ってきましたが、今、地方創生や国の自転車活用法の施行を追い風に市全体が自転車のまちづくりで盛り上がりを見せています。守山【琵琶湖大橋をのぞむ守山市】74 ファイナンス 2020 Sep.連載各地の話題

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