ファイナンス 2020年9月号 No.658
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近畿財務局及び奈良財務事務所では、全国初となる高等学校での金融をテーマとした家庭科研究授業を奈良県で実施した。授業は、金融庁及び財務局職員が、家計管理とライフプランニングについて約320人(3日間、全8回)の生徒に対して実施した。それに合わせ、県内家庭科教員にも授業を見学してもらった。グループワークでは、生徒がライフプランと人生の収支表の作成に興味を持って取り組む姿が見られた。教員からは「家でお金の話をしたことのない生徒が多い」、「卒業したらお金に直面するため、このタイミングで授業をしてもらえてよかった」との声が寄せられている。今回の取組を踏まえ、各都道府県教育長への出張授業の提案を改めて積極的に実施していく予定。北海道財務局では、地方公共団体、ハローワークと連携し、「保育士・幼稚園教諭合同就職面接・説明会」において子育て世代向け「マネー講座」を実施した。「保育士・幼稚園教諭合同就職面接・説明会」は、市内にある保育園・幼稚園、児童館等の担当者が各々のブースで個別に業務や就労条件を説明するもの。「マネー講座」では、消費税率引上げに関する説明のほか、「配偶者控除の拡大」や「年収の壁」など、子育て世代の働き方に役立つ話を紹介した。また、聴講していた参加団体からも別途依頼があり、「出前講座」を波及して開催した。広報相談に関する取組子育て世代向け広報の連携北海道財務局5金融リテラシー向上や金融犯罪被害防止に向けた取組高校での金融をテーマとした研究授業の実施近畿財務局及び奈良財務事務所6保育園・幼稚園の相談ブース中央に講座会場を設置。講座終了後の個別相談も好評。マネー講座資料▼教育委員会説明資料▼フライヤー授業の様子▼6 ファイナンス 2020 Sep.

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