ファイナンス 2020年7月号 No.656
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(2)国債整理基金特別会計への繰入(963億円)公債の発行予定額の増加に伴う公債利子及び財務省証券の発行の最高額引き上げに伴う財務省証券利子等の支払財源に充てるための経費として計上している。(3)既定経費の減額(▲20億円)議員歳費の減額として、▲20億円を計上している。(2)歳入これらについては、特例公債22兆6,124億円、建設公債9兆2,990億円の発行により対応する。成立した本補正予算について、政府としては、第1次補正予算の執行のさらなる強化と併せ、雇用と事業を守り抜いていくため、迅速な執行に努めている。(3)令和2年度補正後予算の全体これら2つの補正予算を受け、令和2年度一般会計補正予算の総額は、一般会計当初予算に対して歳入歳出ともに、第1次補正予算によって25兆6,914億円、第2次補正予算によって31兆9,114億円増加し、補正後予算の総額は160兆2,607億円となった。一方で、それを賄う歳入面では、公債金の総額が当初予算における税収見込み額を大きく上回る90兆1,589億円となり、公債金が歳入総額に占める割合である公債依存度は56.3%と、財政状況はさらに厳しいものとなった。 ファイナンス 2020 Jul.15令和2年度補正予算(第1号及び第2号)の概要についてSPOT

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