ファイナンス 2020年5月号 No.654
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品目別品目別に見ると、件数では財布やハンドバッグなどのバッグ類が9,639件(構成比36.8%)と最も多く、次いで衣類が5,949件(同22.7%)、靴類が1,999件(同7.6%)、スマートフォンケースなどの携帯電話及び付属品が1,834件(同7.0%)となった。点数ではCD、DVD類が30万4,114点(構成比29.8%)と最も多く、次いで包装用品などの紙製品が10万6,058点(同10.4%)、イヤホンなどの電気製品が6万5,937点(同6.5%)、衣類が4万8,933点(同4.8%)となった。令和元年の特徴としては、東京オリンピック・パラリンピックに関連して記念メダル、ピンバッジなどの増加が目立った。また、CD、DVD類や紙製品については、令和元年に大口の摘発があったことから点数で上位品目となっている。紙製品とは、ブランド品の箱や紙袋などだ。図表6 品目別輸入差止実績構成比の推移■件数ベース■点数ベースバッグ類33.0%衣類21.4%靴類11.1%携帯電話及び付属品8.4%時計類5.7%帽子類2.7%コンピュータ製品2.1%その他15.5%平成30年バッグ類36.8%衣類22.7%靴類7.6%携帯電話及び付属品 7.0%時計類4.6%ベルト類3.2%帽子類3.2%その他14.9%令和元年医薬品34.4%家庭用雑貨8.0%電気製品7.4%バッグ類7.1%携帯電話及び付属品5.4%コンピュータ製品5.3%衣類4.9%身辺細貨類3.2%煙草及び喫煙用具3.1%玩具類1.9%その他19.2%平成30年CD、DVD類29.8%紙製品10.4%電気製品6.5%衣類4.8%コンピュータ製品3.0%バッグ類2.9%煙草及び喫煙用具2.7%布製品2.4%携帯電話及び付属品2.3%運動用具2.1%その他33.0%令和元年出典:令和元年の税関における知的財産侵害物品の差止状況 ファイナンス 2020 May.7令和4年には世界経済への悪影響は515兆円にも知的財産侵害物品を水際で止める税関の取組み特集

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