ファイナンス 2020年4月号 No.653
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佐世保市3国際クルーズ船の拠点 「佐世保港 三浦地区」・ 「佐世保港 浦頭地区」○三浦地区佐世保港に国際クルーズ船が入港しはじめたのは平成26年(2014年)からです。その後、増加するクルーズ船に対処するため平成27年(2015年)に国際旅客ターミナルが整備されました。平成30年(2018年)には岸壁が延伸され16万トン級のクルーズ船の停泊が可能となり、令和元年(2019年)には79回の寄港(佐世保市公表)がありました。○浦頭地区佐世保港が平成29年(2017年)に「国際旅客船拠点形成港湾」に指定されたことを受け、増加するクルーズ船の寄港需要に対応するため、現在、浦頭地区に港湾施設の整備が進行中です。令和2年度(2020年度)には新たな国際旅客ターミナルが完成する予定となっています。なお、この浦頭地区は、戦後約140万人もの海外からの引揚者を迎えた地でもあり、現在、浦頭引揚記念資料館がその足跡を後世に伝えています。浦頭引揚記念資料館4佐世保の見どころ○西海国立公園(九十九島)日本本土最西端の海の国立公園。九十九島は佐世保港の外側から北へ25kmにわたり島々が点在する海域のことで、島の密度は日本一と言われています。平成30年(2018年)4月に九十九島湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟認定されました。九十九(くじゅうく)とは、数がたくさんという意味で使われる例え言葉で、実際の島の数は208となっています。周辺には「九十九島水族館“海きらら”」や「九十九島動植物園“森きらら”」もあり、家族連れなどで賑わっています。5ご当地グルメ○佐世保バーガー戦後、佐世保に駐留していた米海軍関係者からレシピを聞き、作り始めたもので、パティも通常のハンバーグだけではなくステーキやチキンカツなどバリ78 ファイナンス 2020 Apr.連載各地の話題

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