ファイナンス 2020年3月号 Vol.55 No.12
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「角田の5つの“め”」~点が線で繋がると!?~角田市 総務部 企画財政課 企画調整係長齋藤 謙1令和元年台風第19号豪雨災害に際しての御礼過日発生した令和元年台風第19号豪雨災害によって甚大な被害を受け、災害からの復旧・復興に向け、全国各地から暖かい支援の手を差し伸べていただいていることに対し、本紙面をお借りして、心から感謝申し上げます。今後も一日も早い復旧・復興を目指して尽力して参りますので、引き続きご指導・ご支援を賜りますようお願いいたします。2角田市の概要角田市は、宮城県の南部、仙台市から約40kmに位置し、人口約2万9千人、面積147.53km2、阿武隈山地の北端に開けた伊具盆地の北半分を占めており、市域のほぼ中央を阿武隈川が北流し、流域に肥沃な耕土が広がる自然豊かな美しい田園都市です。慶長3年(1598年)、伊達一門の筆頭石川氏によって城下町の建設がなされ、今日の角田市の基礎が築かれました。また、仙台藩初代藩主伊達政宗公の次女である牟宇姫が、時の角田の領主石川宗敬公(1607~1668)と結婚し、角田へ輿入れされており、伊達家との縁が深い地域でもあります。市内には、国指定重要文化財の高蔵寺・旧佐藤家住宅などの貴重な歴史資源をはじめ、多彩なスポーツ・レクリエーション施設が立地する「かくだスポーツビレッジ」、平成31年4月にオープンした「道の駅かくだ」、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の角田宇宙センターなど、個性豊かな地域資源が存在しています。牟宇姫イメージ3角田の5つの“め”角田市の地域資源である「米・豆・梅・夢・姫」からなる「角田の5つの“め”」は、角田の「食ブランド」をリードする食材としての「米・豆・梅」、「地域イメージ」をリードする「宇宙への夢」と「スポーツを通じた将来への夢」としての「夢」、歴史的魅力の象徴としての「牟宇姫」をキーワードとしてまちづくりを推進しています。4「賑わい」を「循環」させる角田市第5次長期総合計画では、その重点プロジェクトの1つとして「交流人口100万人都市への挑戦」を掲げ、「賑わいの交流拠点(道の駅)の整備」を目指し、平成31年4月に「道の駅かくだ」をオープンしました。「道の駅かくだ」では、地方創生の取組の一環として、商品開発等を進めてきた成果により、当初の集客予測を上回り、角田市の「賑わいの拠点」及び地域のマーケティングの拠点として重要な存在となりました。角田の5つの“め”ロゴ角田市70 ファイナンス 2020 Mar.連載各地の話題

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