ファイナンス 2020年3月号 Vol.55 No.12
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○スーパーコンピュータ「富岳」の開発(57億円⇒60億円(+5.4%))※ この他、元年度補正予算で144億円幅広い社会課題の解決や産業競争力強化への貢献が期待されるスーパーコンピュータ「富岳」について、早期の運用開始に向けて着実に整備を進める。○ 官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設整備の推進(13億円⇒17億円(+30.6%))学術・産業ともに高い利用ニーズが見込まれ、産業競争力強化への貢献が期待される次世代放射光施設について、官民地域パートナーシップの下、着実に整備を進める。3-3.基幹プロジェクトの推進○宇宙・航空分野の研究開発(1,560億円⇒1,575億円(+1.0%))※ この他、元年度補正予算で317億円・ 国際宇宙探査(ゲートウェイ構想等)に向けた研究開発等ゲートウェイ構想を含む国際宇宙探査に向け、日本が強みを有する有人滞在技術や深宇宙補給技術等について研究開発等を進める。・ 2年度初号機打上げ予定のH3ロケットや次世代人工衛星の開発運用コストを半減し、多様な打上げニーズに対応した国際競争力ある次期基幹ロケット・H3ロケットの開発や、災害時の状況把握など防災・減災対応に貢献する先進光学・レーダ衛星(ALOS-3、ALOS-4)等の次世代人工衛星の開発について、着実に推進する。○原子力分野の研究開発(1,477億円⇒1,475億円(▲0.2%))(うち、エネルギー対策特会へ繰入1,086億円)※ この他、元年度補正予算で51億円日本原子力研究開発機構が保有する原子力施設の安全強化とバックエンド対策(廃止措置、廃棄物処理・処分等)や、原子力の基礎基盤研究とそれを支える人材育成を着実に進める。4.スポーツ関係予算4-1.2020年東京大会に向けた取組○競技力向上事業(100億円⇒101億円(+0.1%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、競技団体が行う選手強化活動や次世代アスリートの育成等を支援する。○ハイパフォーマンス・サポート事業(13億円⇒22億円(+74.4%))スポーツ医・科学等によるトップアスリート活躍のための専門的かつ高度な支援を実施するとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、アスリート等が最終準備を行うためのサポート拠点を設置する。○ドーピング防止活動推進事業(3.1億円⇒3.1億円(▲0.0%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたドーピング検査員の研修や、ドーピング防止に関する教育等に取り組む。4-2. 2020年東京大会後を見据えたスポーツ施策の展開○Sport in Life推進プロジェクト(2.6億円(新規))地方自治体、スポーツ団体、経済団体等の関係団体による全国的なコンソーシアムを設置し、スポーツ実施率の向上に向けた実証実験等を行う。○スポーツ産業の成長促進事業(2.0億円⇒2.4億円(+17.2%))スポーツの成長産業化に向けて、中央競技団体等の経営力強化や、スポーツ界と他産業との共創による新たなスポーツビジネスの創出等を支援する。○ 「スポーツ資源」を活用したインバウンド拡大の環境整備(1.6億円(新規))自然資源を活用したアウトドアスポーツツーリズム ファイナンス 2020 Mar.27令和2年度予算特集:2令和2年度文教及び科学振興費について 特 集

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