ファイナンス 2020年2月号 Vol.55 No.11
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は入国旅客の検査状況を視察するなど、税関の現場を幅広く視察しました。◆井上政務官の名古屋税関視察(令和元年12月13日(金))名古屋港において監視艇「ふじ」に乗船し、海上保安部や警察などの関係機関と協力した取締状況の説明について熱心に耳を傾けました。また、平成29年7月に中部空港で摘発された、航空機内のトイレの壁の中に金塊を隠匿した事案など、近年の密輸手口について説明を受けました。◆ 宮島政務官の函館税関視察 (令和元年12月12日(木)~13日(金))函館港において、監視艇「しらかみ」に乗船し、船舶レーダーや監視カメラを用いた洋上取締の状況について説明を受けました。その後、金地金の密輸は成田空港や羽田空港だけでなく、地方に所在する空港でも発生していることを受け、函館空港、新千歳空港において、門型金属探知機や旅客の検査状況を視察しました。◆宮島政務官の神戸税関視察(令和元年12月16日(月))ポートアイランド・コンテナ検査センターにおいて、海上コンテナを積んだトラックを検査することのできる検査装置や麻薬探知犬「ギャル号」による海上貨物の検査状況を視察しました。その後、近年増加するクルーズ船のCIQ施設を視察しました。また、函館税関及び神戸税関における視察の中で、若手職員と風通しの良い職場作りなどについて、意見交換の機会を設けました。4おわりに副大臣、政務官が現場に足を運び、職員からの説明に熱心に耳を傾け、直接、職員に激励の言葉をかけるなど、税関職員にとっては大きな励みとなり、士気向上につながりました。税関においては、間近に迫った東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、テロの未然防止のため水際対策を強化していきます。皆さまの税関業務に対するご理解とご協力をお願いいたします。テロ・密輸など不審な情報に接した場合は、下記の税関密輸ダイヤルに通報をお願いいたします。30 ファイナンス 2020 Feb.税関の年末特別警戒における副大臣、政務官の税関視察についてSPOT

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