ファイナンス 2020年1月号 Vol.55 No.10
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大船渡8地酒震災後、大船渡市に場所を変え、新たにスタートを切った「酔仙酒造」(震災前、本社・工場は隣町の陸前高田市に)昔ながらの製法を追及するスタイルは今も健在の酒蔵。氷上山系の清らかな水、県内産の米を使用した地産地消の酒作りにより一層力を入れています。オリジナル性の高い「雪っこ」、社名でもある「酔仙」、生産量が少なく、全国に出回る前に地元で完売してしまう「多賀多」など、自然豊かな土地で育まれ、手間暇かけて造られた酔仙酒造ならではの酒に多くのファンが魅了され続けています。9天然の良港「大船渡港」大船渡港は、湾口を太平洋に向かい南東に開き、それから北折し陸地に深入した湾です。全長は6km、湾内の最も深いところで2km、周囲は丘陵等で囲まれ、常に風波を防いでいる天然の良港です。台風、悪天候時には多くの船が避難してくることでも天然の良港であることがうかがえます。10おわりに大船渡の良い所、気になるところを書き連ねてみました。東日本大震災について詳しくは触れていませんが、街全体はかなり復興し、新たな大船渡に生まれ変わっています。皆様も是非大船渡に足を運び、復興支援して頂ければと思います。画像提供:大船渡市役所、酔仙酒造77 ファイナンス 2020 Jan.連載各地の話題

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