ファイナンス 2020年1月号 Vol.55 No.10
81/88

各地の話題5「さんま」の町本州一の水揚げを誇る大船渡の「さんま」。水揚金額は7年連続本州1位、水揚量は4年連続本州1位となるなど、本州有数の水揚げを誇ります。また、大船渡市は世界初となる「さんま焼き師」認定試験を実施しています。【「大船渡市さんま焼き師認定試験」とは?】1.さんまを通じて全国に向け「水産のまち大船渡」・「さんまのまち大船渡」を情報発信2.市内外の方がさんまに関わる体験とふれあいを通じて、大船渡市のファンになってもらう6「椿つばき」の町大船渡市は気候が温暖なため「つばきの里」と呼ばれています。また、太平洋沿岸のヤブツバキの実取りの北限のまちです。つばきは市の花に指定されており、まちのシンボルになっています。市内の至るところでヤブツバキが紅色の花を咲かせます。市内には国内最大規模の「世界の椿館・碁石」があり、国内のつばきだけではなく、世界13ケ国550種類のつばきを堪能することができます。つばきが見頃を迎える1月中旬~3月にかけては、世界の色とりどりの花々がいっせいに咲き誇り、華麗なつばきの競演を存分に鑑賞することができます。7碁石海岸大船渡の絶景ポイントと言えば言わずと知れた「碁石海岸」。大自然が作り上げた絶景で、国の「名勝及び天然記念物」や国立公園に指定されています。また、三陸ジオパークのジオサイト(※)、みちのく潮風トレイルのコースの一部にもなっています。碁石海岸には、碁石八景と呼ばれる景勝地があり、そのうち代表的なものを紹介します。3つの洞門を持つ「穴通磯」、海蝕による見事な水道景観の「乱曝谷」、洞穴に当たる波により雷鳴のような音を発する「雷岩」、碁石のような黒い玉砂利の浜「碁石浜」など。園地内には松林を縫うように遊歩道が整備され四季折々の草花を鑑賞しながら散策できます。碁石海岸には随所に展望台があり、天候が良ければ宮城県の金華山まで見渡すことができます。※ジオパーク:地ジ球オを学び、まるごと楽しむことができる地域ジオサイト:ジオパークの見どころとなる場所 ファイナンス 2020 Jan.76連載各地の話題

元のページ  ../index.html#81

このブックを見る