ファイナンス 2020年1月号 Vol.55 No.10
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第二十五回 貸し切れる? 滑らない? スキー場ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか?新年を迎え、気分一新。皆様はどのような年末年始を過ごされたでしょうか。新潟県では、スキー場の降雪が進まず心配されましたが、いよいよスノーシーズンを迎えました。30市町村すべてに温泉がある新潟県、スキー場の数も57と日本有数です。東京駅から75分で到着するGALA湯沢スキー場(世界で唯一新幹線駅に直結)のようにアクセスがよいことや、雪が豊富なのに寒すぎない、食べ物が美味しいなどの特長がありますが、ここでは、関係者から仕入れた「へえー」と思わずつぶやいてしまうような小ネタを紹介します。貸し切れるスキー場この記事を書く際に教えてもらったのですが、薬師スキー場(魚沼市)は、なんと平日にスキー場を貸し切ることができるんです。周りを気にせず自分のペースでスキーできるなんて最高ですね。北向き斜面で積雪、雪質がよく、関越道小出インターチェンジから5分、温泉施設が隣接している好立地。でも、高いよねーと思われたあなた。リフト代込でなんと66,000円。節目のイベントで活用できないかと考えてしまいました。真冬にオープンしないスキー場同じく魚沼市の奥只見丸山スキー場は、例年11月下旬にオープンするのですが、1月中旬から3月中旬まで営業を休止します。豪雪地ゆえのアクセスが理由ですが、その分圧倒的な積雪とパウダースノーで、例年GW明けまで滑れるんです。尾瀬の山々を眺めながら滑れる贅沢は、日本じゃないみたいです。ちなみに、このスキー場に向かう途中にある枝しおり折峠とうげは、秋の早朝に雲海が滝のように流れ落ちる「滝雲」で全国的に有名なスポットです。景色でいえば、糸魚川シーサイドバレースキー場や村上市ぶどうスキー場のように、海岸にほど近く、ゲレンデや山頂から日本海を望むことができるのも広い新潟の特長と言えます。滑らない人も訪れるスキー場スキー場、場所によっては高い割に特徴のないカレーライスやラーメンでがっかり、というかつての思い出がある方もいると思います。新潟はやはりお米がうまく、また最近はSNSの普及で評判も伝わりやすくなり、美味しいところが多いなあというのが実感なのですが(個人的には松之山温泉スキー場の肉みそ麺が好きです)、岩原スキー場(湯沢町)にある本格イタリア料理店ピットーレはピザを中心に評判がずば抜けています。なんと通年営業。スキー場オープン中も、スキーウェアじゃない客もくるほどです。リフトも進化してるんですでも、今更スキーはなあ。という足が遠のいているバブル世代のあなた。昔のようにリフトに並ばないだけでなく、スキー場もいろいろ進化しています。例えば、石打丸山スキー場(南魚沼市)には、革製のシートがついた広く開放的な10人乗りゴンドラと、フードに加えシートヒーターがついた6人乗りチェアリフトが一つのラインに運行する混合型リフト「サンライズエクスプレス」が昨シーズンオープンしました。ちなみに、このスキー場は、リフトを利用して、最新潟県総務管理部長(元財務省広報室長)佐久間 寛道49 ファイナンス 2020 Jan.連載ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか?

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