ファイナンス 2020年1月号 Vol.55 No.10
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亀田の柿の種の生産ラインを視察亀田の柿の種の製造工程米粉を巨大な蒸練機に入れ、蒸気をまんべんなく吹き込み、よくこねて餅状の生地にする。1蒸米生地を練りながら空気と水を絡める。練った生地は細長い棒状にして一定の長さに切る。2練り・成型やわらかい生地はそのままでは切断できないため、冷蔵庫へ自動搬送し、24時間程寝かせる。3冷蔵冷蔵庫で冷やされた生地を、高速カッターで薄く一定の厚さに切っていく。4切断生地に残っている水分を適度に飛ばすため、2台の温風乾燥機で乾燥させる。5乾燥生地をオーブンに入れ、200〜300度の熱風で一気に焼く。6焼きドラムタンクに柿の種を入れ、回転させながら、“秘伝のタレ”で味付けをする。7味付け・乾燥柿の種とピーナッツの比率が重量で6:4になるよう計量し、個包装する。8選別・個包装写真中央に見えるのが、生地を焼くロータリーオーブン。水分量が不安定だと、ふくらまなかったり破裂したりしてしまう。味付・乾燥工程。柿の種と秘伝のタレ、それぞれの温度によって、染み込み方やツヤが変わる。ベースの状態がいいと、タレのノリやツヤもよくなる。出来立ての柿の種を試食する遠山副大臣(写真中央)。ほんのり暖かく、おいしい。個包装された柿の種をロボットアームが6個単位にしてパッケージ化する。柿の種の製造ラインの全景。多くが自動化されており、従業員の数は少ない。写真下に並んでいるのが棒状に成型された生地。切断面の厚さは、焼くときのふくらみや食感に関わる企業秘密。 ファイナンス 2020 Jan.10遠山副大臣が訪問車座ふるさとトークin新潟を開催特集

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