2019年12月号 Vol.55 No.9
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財務局発足70周年に当たり財務局発足70周年に当たり、一言挨拶申し上げます。財務局は昭和24年6月1日に大蔵省の総合出先機関として発足しました。財務局発足当時は、戦争により我が国の国土は荒廃し、経済も疲弊しており、国民生活も大変厳しい状況にありました。その後も、我が国は戦後70年余の間に様々な試練や課題に直面してまいりましたが、財務局では発足当時から現在に至るまで、各々の時代の要請の中で地域とつながり、地域経済エコシステムの形成に貢献することで、地域を財務省・金融庁へとつなぐ結節点として、積極的に財務行政に取り組んできたところであります。また、財務局では、従来の財務行政のみならず、財政、金融、国有財産、経済調査等の業務を通じて、地域の企業・金融機関や地方公共団体等が行う地方創生を支援してまいりました。今後とも一人一人が財務省の職員であるという自覚と誇りを持って地域の各主体と連携し、地域の強みを最大限引き出すことができるような取組や、地域の方々に向けた情報発信に努めていただきたいと思います。令和への時代の幕開けとともに、より国民の役に立つ財務局の新たな歴史が築かれることを期待します。併せて職員諸君の一層の活躍と健康を祈念し、挨拶といたします。令和元年12月財務大臣 ファイナンス 2019 Dec.3特集昭和24年に発足財務局70年の歴史と果たしてきた役割

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