2019年12月号 Vol.55 No.9
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いいと思っています。○参加者D人生100年プランということになると、大人の学び直しも必要になり、子育てのためににお金を貯蓄する世代でも、学び直しに教育費必要になりますが、教育費をどのように貯めればいいか教えていただけますか。○内木場理事まず最初に、全体を見直して、余力がほかにないのか、改善するところがないのかを再度見直すのがいいです。その後に、最近では副業は認められてきているので、稼いだ分で学び直すのがいいかと思います。また、雇用保険の教育訓練給付制度を活用してもいいと思います。これからの時代、副業を幾つか持っておくというのは結構大事だと思っています。小さいものが育つとは限らないですが、たくさん持っておけば、どれかが芽が出るかもしれません。少しずつ可能な時間の範囲の中で、副業をうまくしていければいいと思います。○参加者Eパパママ世代は、高齢者に比べて後回しされているようにとても感じます。どうすれば私たちの要望を政策に反映していただけるか、選挙に行く以外の方法はありますか。○中西室長最近では若い世代の方がSNSなどで自分の意見を発信しているのをよく見かけます。やはり選挙に行くことが一番大事ですが、それ以外の方法としては、政策に反映させてほしい点についてSNSなどで発信するという方法もあるのかもしれません。○塚越理事今日は、国のお金の話、そして、それを踏まえた家庭の話をしていただきました。最後の質疑応答のように、自分の意見を持って発信していくことは重要だと思います。私たちの団体でも政策提言等の活動をしています。パパママ世代の意見を国に反映してもらえるよう、国にしっかり伝え、パパママ世代や私たちのような団体とネットワークを築きあい、みんなで協力し、子どもたちの未来につながるバトンをしっかり渡していけたらと思います。終わりに財務省では、全国各地で「ロールモデルカフェ」としてこのような取組みを続けております。参加者の方からは、子どもたちに希望ある未来を残すため、もっと当事者意識を持たないといけないと実感した、多様な可能性をみんなで考える必要がある、といった感想をいただいています。財政について理解を深め、子供たちの将来・日本の未来を考えるきっかけとしていただけるよう、今後もこのような活動を進めていきたいと思います。以上 ファイナンス 2019 Dec.35ファザーリング全国フォーラムinにいがたSPOT

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