2019年11月号 Vol.55 No.8
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各地の話題 伝統工芸品輪島塗は、木地づくりから塗り、加飾まで120以上もの工程を経て作られます。蒔絵や沈金と呼ばれる加飾技法により堅牢優美と称される輪島塗。数百年以上の歴史を持つ伝統的工芸品ですが、椀、カップ、アクセサリーなど、今の暮らしに馴染むモダンなアイテムが人気です。珠洲焼は、平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に生産されていましたが戦国時代に忽然と姿を消し「幻の古陶」と呼ばれてきました。昭和54年に約500年ぶりに復興し、本年は珠洲焼復興40周年を迎えます。釉薬を使わず生まれる黒灰色の渋い色合いが魅力的です。【幻の古陶 珠洲焼】 おわりにこれらのほかにも管内には、紹介しきれないほどの魅力がたくさんあります。輪島ふぐや珠洲あんこう、のと寒ブリに穴水かき。それらの食材と相性のよい能登杜氏が心を込めて造った地酒とともに、輪島塗や珠洲焼の器でいつもと違った料理を食してみませんか。首都圏から奥能登へのアクセスは航空機が便利で羽田空港から「のと里山空港」へは約1時間。魅力いっぱいの奥能登。いっかい来てみまっし(是非一度お越しください)。[協力:輪島市、珠洲市、能登町、穴水町] ファイナンス 2019 Nov.79連載各地の話題

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