2019年11月号 Vol.55 No.8
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となどにより、将来の見通しが十分でなかった、という点が対応が遅れた要因と行動計画で整理しています。未来に希望をといっても、おいしい食べ物やお酒が豊富にある、マリンスポーツもスノーレジャーもできる、通勤時間が短く余暇時間が多い、持ち家比率が高い、育児しながら働ける女性が多い、といった新潟県の優位性が揺らぐわけでもなく、悲観的になる必要はないと考えています。日本にとっての食料とエネルギー基地という強みに加え、伝統工芸品は全国3位の多さです。これまでのファイナンスでご紹介したとおり、様々な魅力があり、取組を行っています。実際、この半年間、様々な事実の継続的な情報発信や議論を通じ、変えなきゃ、自分が行動しなきゃ、という声が聞こえるようになっています。意識が変わらなければジリ貧になる可能性は高いですが、ピンチはチャンス、日本のモデルになるような創意工夫ある取組をみなで進めていきたいと思っています。引き続きご理解ご協力よろしくお願い申し上げます。(参考)新潟県行財政改革行動計画(令和元年10月25日)https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/zaisei/ 2019gyouzaiseikaikaku-plan.html※新潟県 行動計画で検索下さい。図3  収支(一般財源決算ベース)と資金手当債発行額・財源対策的基金残高の推移〔資金手当債発行額と財源対策的基金残高の推移〕(単位:億円)図3 収支(一般財源決算ベース)と資金手当債発行額・財源対策的基金残高の推移(億円)(年度)歳入歳出資金手当債発行額財源対策的基金残高図2 財政運営計画において用いた経済成長率と実績策定年月H18.2 (2006)H19.2 (2007)H20.1 (2008)H21.1 (2009)H22.2 (2010)H23.2 (2011)期間(年度)H18(2006)~ H28(2016)H19(2007)~ H28(2016)H20(2008)~ H28(2016)H21(2009)~ H30(2018)H22(2010)~ H31(2019)H23(2011)~ H32(2020)期間平均 名目経済成長率計画 (※)3.4%3.0%3.0%2.4%(2.2%)2.8%(2.6%)3.0%(2.7%)実績 (※)0.2%0.2%▲0.2%(0.5%)(1.0%)(1.0%)差▲3.2%▲2.8%▲3.2%(▲1.7%)(▲1.6%)(▲1.7%)策定年月H24.1 (2012)H25.2 (2013)H26.1 (2014)H27.1 (2015)H28.1 (2016)H29.2 (2017)期間(年度)H24(2012)~ H33(2021)H25(2013)~ H34(2022)H26(2014)~ H35(2023)H27(2015)~ H36(2024)H28(2016)~ H37(2025)H29(2017)~ H38(2026)期間平均 名目経済成長率計画 (※)3.0%(2.8%)3.0%(3.0%)3.2%(3.1%)3.2%(3.0%)3.2%(2.9%)3.2%(2.5%)実績 (※)(1.4%)(1.7%)(1.6%)(1.7%)(1.1%)(1.5%)差(▲1.4%)(▲1.3%)(▲1.5%)(▲1.3%)(▲1.8%)(▲1.0%)※ ( )内の数字は、実績が判明しているH29(2017)年度以前の平均値について記載 ファイナンス 2019 Nov.57ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか?連載ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか?

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