ファイナンス 2019年10月号 Vol.55 No.7
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沖縄ており、寄港に伴い海外からの入国者数も年々増加しています。沖縄税関支署ではこれら入国者に対する旅具検査等にも対応しています。 本もとぶ部港本部港は官民連携による国際クルーズ拠点港に平良港と共に選定され、2021年4月の拠点港運用開始に向け、20万トン級の大型クルーズ船が接岸できるよう岸壁工事等が進められています。本部港近くには、沖縄美ちゅら海水族館があり、毎年多くの観光客が訪れていますが、今後、北部地域の豊かな自然環境を活用したエコツーリズムや海上レジャーの促進、新たな観光ルートの形成など、本部港を拠点とした沖縄本島北部地域の観光振興が図られることになります。瀬底島から望む本部港 管内の見どころ(沖縄市・北谷町)沖縄税関支署が事務所を構える沖縄市はエイサーの町として知られています。エイサーは旧盆の時期に踊られる本土の盆踊りに当たる伝統芸能のひとつですが、沖縄県内の各地域でそれぞれ地域伝統の踊りを継承しており、旧盆の時期に村内を練り歩きます。エイサーの町である沖縄市では毎年8月、沖縄全島エイサー祭りを開催しており、今年で64回目となります。各団体のエイサーは踊り方や衣装も違っていて、見ていて飽きません。このエイサー祭りには県民や観光客のほか近隣の米軍関係者も訪れ、国際色豊かな沖縄市ならではの雰囲気を楽しむことができます。北谷町には、複合商業施設の美浜アメリカンビレッジがあり、ショッピングや食事、映画等が楽しめます。また、アメリカ風の建物が立ち並んでいて歩くだけでも楽しめます。沖縄市、北谷町には、米軍嘉手納飛行場など米軍施設が多数あることから、米国軍人等も多数居住しており、県内で最も異国感を感じることができます。沖縄市胡屋十字路にある沖縄エイサーキャラクター第64回沖縄全島エイサーまつり(令和元年8月)(名護市・本部町)沖縄県内各地では、毎年2月、プロ野球やプロサッカーの球団、チームがキャンプを行います。今年は、沖縄本島内でプロ野球の9球団が、プロサッカーチームの20チームがキャンプを行いました。キャンプシーズンには、県外・国外から各球団等のファンや報道関係者も多く訪れ、とてもにぎわいます。名護市には、北海道日本ハムファイターズがキャン80 ファイナンス 2019 Oct.連載各地の話題

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