ファイナンス 2019年10月号 Vol.55 No.7
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茨城空港~ 開港10周年を迎える首都圏第3の空港~横浜税関 鹿島税関支署 つくば出張所長木村 康広 【はじめに】茨城空港は、正式名称「百里飛行場」と言い、全国に8か所ある共用空港(1)の一つで、茨城県のほぼ中央に位置しています。2010年(H22)3月に営業を開始し、以来2019年3月までに約76万人が利用してきました。現在の就航路線は、国内線4路線、国際線3路線であり、国内線はスカイマーク1社(新千歳、神戸、福岡、那覇)、国際線は春秋航空(上海)、イースター航空(ソウル、2019.9.19から運休)、タイガーエア台湾(台北)の3社が運航しています。 【茨城空港事務所】茨城空港は、横浜税関鹿島税関支署つくば出張所管轄域内にあり、開港した2010年3月に空港ターミナル内に事務所を開設しました。開設当初は職員非常駐で、つくば出張所から官用車で約1時間かけて移動し、検査業務を行っていました。2016年(H28)に事務所常駐が開始され、現在は所長も含め職員9名が配置されています。 【百里飛行場】1937年(S12)に「百里ケ原海軍飛行場」として設置されたことが飛行場としての始まりです。第2次世界大戦後の1956年(S31)に航空自衛隊基地建設が開始され、1966年(S41)に航空自衛隊百里基地として発足しました。茨城76 ファイナンス 2019 Oct.連載各地の話題

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