ファイナンス 2019年8月号 Vol.55 No.5
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佐賀ります。館内では、時代を先導した「幕末・維新期の佐賀」をテーマに佐賀城の復元、佐賀藩の科学技術、佐賀が輩出した偉人についてわかりやすく紹介しています。 管内のビックイベント昭和55年以来、佐賀市の嘉瀬川河川敷で毎年秋に開催(令和元年は10月31日~11月4日の間で開催)される日本最大の熱気球大会は、海外からの参加者も多く、国内外から100機を超えるバルーンが集まるアジア最大級の熱気球大会です。晩秋の佐賀平野のさわやかな風物詩として定着しており、来場者100万人を超える規模を誇るイベントです。 認定酒佐賀県は、佐賀県産原料を100%使用した優れた製品を消費者に提供するため、日本酒(純米酒)と焼酎(本格焼酎)を対象として「佐賀県原産地呼称管理制度」を創設しています。この制度は、県産の米、麦、水を100%使用し、県内で製造されていることだけではなく、味や香りなど品質の面でも、専門家で構成される「佐賀県原産地呼称管理委員会」で厳しく審査して認定されるものです。なお、同様の制度が、北海道、長野県でも創設されていますが、佐賀県は長野県に次ぐ2番目となります。また、平成25年3月28日に鹿島市議会が「鹿島市日本酒で乾杯を推進する条例」、平成25年6月26日に佐賀県議会が「日本酒で乾杯を推進する条例」、さらに平成27年12月9日に唐津市議会が「唐津焼の器に注いだ地酒による乾杯を推進する条例」を制定するなど、官民挙げて地酒振興への取組みが盛んです。[認定酒の一例][認定マーク] おわりに「がばい」とは、ベストセラー小説のタイトル「佐賀のがばいばあちゃん」や夏の甲子園大会(全国高校野球選手権)での「がばい旋風」で全国に広く知れ渡った佐賀県の方言です。ご当地の人によると、「とても」、「非常に」という意味で、副詞なので形容詞につけるもので名詞にはつけて使わないとのことです。佐賀の魅力は、このたび紹介した史跡、イベント、美酒のほか、清流を臨む佐賀平野の農産物や畜産物、有明海の海産物も豊富なところです。是非、「がばいうまかもの」や「がばい○○なところ」を探しにお越しください。ドライドックの木組み護岸遺構〔提供元:佐賀市教育委員会〕66 ファイナンス 2019 Aug.連載各地の話題

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