ファイナンス 2019年6月号 Vol.55 No.3
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宮古島太陽 熱き想い 君を待つ」を統一テーマに去った4月14日に節目の第35回大会が開催され、国内外からの選手はもとより、その家族や友人も応援に駆け付け、住民をあげてのボランティア、応援などで島が一体となり盛り上がりました。完走した選手はその喜びをもう一度味わうために、完走できなかった選手は再チャレンジのために、毎年のように訪れるリピーターも多くいます。トライアスロンをはじめとした様々なスポーツイベントを展開することにより、多くの方が島を訪れ、島の人々の温かさに触れていただく機会を創出しています。写真3 トライアスロンポスターデザイン決定また、宮古島には社会人野球チームのキャンプや、陸上・駅伝の実業団チームの自主トレーニングなどで、多くのアスリートが訪れます。訪れたアスリートとの交流を持つことで、宮古島の子どもたちが大きな夢を持ち、夢に向かって邁進する力を育むことができるものと考えています。4これからの宮古島本市では、これまでリーディング産業である観光、基幹産業である農業を中心に、島の発展を見据えた基盤整備を行うとともに、持続可能な島づくりのための取り組みを行ってまいりました。特に観光産業の活況が顕著に表れてきていますが、これからは、観光に牽引されるかたちで様々な産業が発展し、必ずや市民の生活を潤していくものと思っています。また、クルーズ船寄港による外国人観光客の増加や、みやこ下地島空港ターミナルの開港による国際線就航、台湾の長榮大學の宮古島分校設置の計画など、今後国際化が進むことにより、さらに世界から注目されることを期待しています。このような、急激な入域観光客の増加に対応するため、昨年度において観光振興計画を前倒しで改定し、2028年には入域観光客数200万人を目標に定めました。より多くの人・物が行き交い、産業の活性化をはじめ、人材の育成などにも繋がるものと考えております。今後は、これまで推進してきた施策をブラッシュアップするとともに、新たに生じてきた課題にじっくりと向き合うことで、市民の皆さまの暮らしがよりよいものとなるよう、より一層取り組みを進めてまいります。宮古島市との地域連携取組状況沖縄総合事務局宮古財務出張所長 比嘉則之このように宮古島市は非常に元気な島です。宮古財務出張所では、宮古島市と連携し国有財産を活用した地域づくりへの貢献を進めてきており、平成27年9月に「宮古島市未来創造センター」、平成30年12月に「宮古島市総合庁舎」の用地として宮古島市と売買契約を締結しました。両施設が宮古島市の更なる発展に寄与することを期待するとともに、これからも島の元気を後押しできるよう宮古島市との連携を推進していきます。62 ファイナンス 2019 Jun.連載各地の話題

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