ファイナンス 2019年6月号 Vol.55 No.3
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政府保有株式の売却の流れ主幹事証券会社の選定売却に向けた事務的準備売出しの公表(ローンチ)から売却書類審査主幹事選定開始の対外公表口頭審査主幹事証券会社の決定引受審査や目論見書作成等の事務的準備等売出しの公表(ローンチ)売出価格の決定日株式受渡日口頭審査の対外公表投資家への説明会や事前の需要調査市場動向や日本郵政の経営状況など総合的に勘案し売出し時期を決定第3次売却に向けた今後の流れは?売却に向けた 事務的準備がスタート今後は、売却に向けた事務的準備として、主幹事による引受審査や、目論見書作成、販売に関する方針の検討等が行われる。売出時期については、市場動向や市場慣行上の売却可能時期、日本郵政の経営状況などを総合的に勘案した上で最終的な判断が行われる。売出しが公表されると、投資家への説明会(ロードショー)、売出価格等決定のための事前の需要調査(ブックビルディング)を経て、売出価格等を決定し、売却が行われる。売却により、経営に対する市場規律がさらに浸透し、日本郵政の企業価値が向上するとともに、東日本大震災の復興財源が確実に確保されることが期待される。 ファイナンス 2019 Jun.17保有義務超過分全ての売却を目指す政府保有の日本郵政株式第3次売出し準備をスタート特集

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