ファイナンス 2019年6月号 Vol.55 No.3
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第3次売出しにおける主幹事証券会社・案件全体を束ねる・全体的な作業の運営、販売戦略の検討・提案、スケジュール管理 等ブックランナー・計画通りの販売を達成するために引受団を編成・投資家の購入需要・購入希望価格等を調査・集計 等売出人(財務省)●証券会社名は、区分毎に五十音順、アルファベット順に記載国内ブックランナーSMBC日興証券海外ブックランナーメリルリンチ日本証券グローバルコーディネーター主幹事証券会社グローバルコーディネーター大和証券 みずほ証券 ゴールドマン・サックス証券 JPモルガン証券4社がグローバルコーディネーター の役割を担う財務省は、株式の第3次売出しに先立ち、その事務的準備として主幹事証券会社の選定手続を開始することを4月9日に公表した。主幹事証券会社の選定は、過去の実績等に対する書類審査と、売出しに関する提案に対する口頭審査との総合評点によって行われる。なお、選定の手順、基準や評価方法等は財政制度等審議会の答申や審査要領に定められており、公平・公正に選定することとされている。書類審査には国内区分、海外区分合わせて11社から応募があり、各社に対する口頭審査を経て、5月31日に国内区分応募会社から3社、海外区分応募会社から3社、合計6社を主幹事証券会社として選定し公表した。そのうち、案件全体を束ねるグローバルコーディネーターには4社、グローバルコーディネーターと共に需要調査等にあたるブックランナーには2社を選定した。今後、財務省は主幹事証券会社や日本郵政とともに、売出しに必要な準備を進めていくこととなる。過去の実績や提案内容を総合評価。国内区分と海外区分で合計6社を選定。第3次売却に向け、主幹事証券会社を決定16 ファイナンス 2019 Jun.

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