ファイナンス 2019年5月号 Vol.55 No.2
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・市場分析~泡盛移出量は13年連続で減少、チューハイ等リキュールの消費拡大が目立つ、・九州焼酎メーカーとの比較~泡盛メーカーは、九州焼酎メーカーと比較して財務面で劣る、・泡盛メーカー同士の比較~事業規模や地域により、財務状況に格差がみられる、・まとめ~複数のチャネルで積極的な県外・海外への販路拡大が不可欠、とした。*29) https://www.okinawakouko.go.jp/newsrelease/detail/3283*30) 最近の特定テーマは、2016(平成28)年度が「沖縄公庫が離島振興に果たしてきた役割」、2017(平成29)年度が「駐留軍用地跡地の有効利用促進に沖縄公庫が果たしてきた役割」である。(6) 「県内の中小企業等を取り巻く環境」 (平成30年度政策金融評価報告書*29から)沖縄公庫では、「特殊法人等整理合理化計画」(平成13年閣議決定)に基づき、平成16年度から、沖縄公庫の業務の自己評価とその結果を業務改善に反映させるための政策金融評価を実施しており、2019年2月26日に第14回の政策金融評価報告書をとりまとめた。本報告書では、毎年テーマを選定し公庫の貢献状況を分析する「特定テーマ」*30として、「地域を支える中小企業等の振興に沖縄公庫が果してきた役割」を取り上げた。図表5-2 経営上の問題点(複数回答)(%)収入 →09/1~34~67~910~1210/1~34~67~910~1211/1~34~67~910~1212/1~34~67~910~1213/1~34~67~910~1214/1~34~67~910~1215/1~34~67~910~1216/1~34~67~910~1217/1~34~67~910~1218/1~34~67~910~1219/1~3採算 →費用 →金融 →経営資源→←(1)売上の不振←(3)利益の減少←(2)製品安等←(4)原材料高←(5)人件費の増加←(11)設備・店舗の狭小等←(6)人件費以外経費の増加(8)借入難←(7)代金回収難←(10)求人難(9)余剰人員←(13)その他←(12)事業承継図表5-1 経営上の問題点(複数回答)(単位:%)区分業種(1)売上の 不振(2)製品安等(3)利益の 減少(4)原材料高(5)人件費の増加(6)人件費以外経費の増加(7)代金回収難(8)借入難(9)余剰人員(10)求人難(11)設備・店舗 の狭小等(12)事業承継(13)その他全 業 種10.22.710.313.114.87.60.40.10.424.312.02.21.9製 造 業11.83.111.218.611.28.10.60.61.215.516.80.60.6建 設 業9.52.013.514.914.96.80.00.00.029.14.72.72.0卸 売 業9.16.811.411.415.96.81.10.00.022.712.50.02.3小 売 業11.92.06.910.917.86.91.00.00.025.714.91.01.0運 輸 業10.41.311.715.611.77.80.00.00.019.516.92.62.6情報通信業22.52.517.55.010.010.00.00.00.022.55.05.00.0サービス業7.72.96.75.817.37.70.00.00.031.713.54.81.9飲食店・宿泊業1.90.03.815.120.87.50.00.01.932.17.53.85.732 ファイナンス 2019 May.SPOT

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