ファイナンス 2019年5月号 Vol.55 No.2
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1取締検査機器の活用門司税関では、テロ目的で使用されるおそれがある爆発物等の不審物を発見・分析するために、爆発物探知犬、不正薬物・爆発物探知装置(TDS)、大型X線検査装置などの検査機器等を活用した取締りを行っています。昨年末から本年3月にかけて3頭の爆発物探知犬及び麻薬探知犬を新たに配備し取締体制を強化しました。また、本年3月には門司税関麻薬探知犬管理センター(福岡市博多区)において、これら爆発物探知犬等の就役式と旅客に見立てた職員から麻薬を見つけ出すデモンストテーションを報道機関に公開しました。取材には多くの報道陣が訪れ、財務大臣・中央銀行総裁会議に向けた水際でのテロ対策の強化を国民に向けてPRしました。門司税関におけるテロ対策門司税関におけるテロ対策への取組み税関は安全・安心な社会の実現を使命の一つとし、テロ関連物資や覚醒剤などの不正薬物・拳銃といった社会悪物品の日本国内への密輸を防ぐため、空港や海港から入国する訪日旅客の手荷物検査や、輸入される海上・航空貨物の検査などの水際取締りを実施しています。福岡市において6月に開催されるG20財務大臣・中央銀行総裁会議は、各国要人が集う重要な会議であり、このような大規模な国際的イベントは、テロリスト等の標的になる可能性が高いことから、水際でのテロ対策の強化に取り組んでいます。門司税関長からの訓示右手よりオリバー号(爆発物)、ラリー号(麻薬)、バニラ号(麻薬)見事、麻薬を探知し座って知らせるラリー号インタビュー取材を受ける麻薬探知犬管理室長門司税関監視部20 ファイナンス 2019 May

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