ファイナンス 2019年5月号 Vol.55 No.2
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金融に絡め、フィンテックのイベントを「Fukuoka Growth Next」にて連日開催(主催:福岡市、福岡地域戦略推進協議会)します。G20福岡の開催を機に、福岡市発のフィンテックのムーブメントを起こし、スタートアップの更なる推進にも繋げていきたいと考えています。開催150日前記念イベントでのカウントダウンボード除幕式福岡の将来を担う子どもたちに向けてG20福岡の開催は、市民の地元への愛着やグローバル意識の向上などに繋がるものと期待しています。特に、学生や子どもたちには、国際的な動きや金融などにも関心を持ったり、将来のことを考えたりするよい機会にしてほしいとの思いから、市内の小学校から大学まで、幅広く特別授業などを実施することとしています。2月には市立高校で海外実業家及び財務省のG20担当者を講師に招き「海外展開からみえる世界経済の仕組み」をテーマにした特別授業(主催:福岡財務支局、福岡市)を、3月には市内の中学校2校で為替レートの変化を予測するゲームを体験してもらう特別授業(主催:福岡財務支局、日本銀行福岡支店、福岡市)を実施しました。4月以降は小・中学生を対象に「銀行職場体験」(主催:福岡銀行協会)を実施したほか、市内の小学校7校で特別授業(主催:福岡財務支局、日本銀行福岡支店、福岡市)を実施、5月上旬には市立の全ての小・中学校でG20の参加国にちなんだメニューを提供する特別給食(主催:福岡市)を実施する予定です。大学生に向けては、5月に経済関連学部を有する市内の4大学において、世界銀行の職員を講師に招いた特別授業(主催:福岡市)を開催します。直前期の6月2日には、主に子どもをターゲットに会議の意義や重要性をわかりやすく伝える「市民向け公開セミナー」(主催:福岡市)を開催し、その模様はテレビ番組でも放映し、広く市民の皆様、子どもたちに見ていただきたいと考えています。また、G20福岡終了の翌日となる6月10日には、ヒルトン福岡シーホークにて会場見学(主催:福岡市)を実施する予定です。G20の会議が行われた状態のまま保存した会場に、特別授業を受講した小学生や地域住民の方々などを招待し、世界の将来を方向付ける重要な議論が行われた空間を肌で感じていただきたいと考えています。その他、広報・PR活動今年1月より、市内各所でポスター(写真)の掲示やPR動画の放映を実施しているほか、専用ホームページ(https://www.g20fukuoka.city.fukuoka.lg.jp/)の運営、市庁舎等への横断幕・懸垂幕の設置、パネル展などを実施しています。また、会議開催を記念したグッズを製作し、イベントなどにおいて、来場者に配布するなどしています。市民と一体となった広報・周知にも取組んでおり、福岡市立博多工業高校の生徒によってオリジナルのカウントダウンボードが製作され、福岡空港のロビーのほか市内各所に設置しています。(2)おもてなし事業海外メディア向けおもてなしイベントG20福岡開催の前日となる6月7日の夜には、福岡にお越しになった海外メディアの方々に向けたおもてなしイベントを開催する予定です。古くから博多の中心地域として栄え、現在も歴史ある寺社が連なる「博多旧市街」の古刹「承天寺」を舞台に、筑前琵琶や尺八といった伝統的な楽器の演奏やラーメンに代表される名物料理の提供など、福岡・博多の歴史や文化を楽しんでいただきたいと告知ポスターG20福岡の成功に向けて~開催都市・福岡市の取組み~16 ファイナンス 2019 May

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