第十六回 大人も目指せる甲子園ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか？春と言えば…皆さんは、春と言えば何の季節ですか？別れと出会い、お花見、それとも花粉でしょうか。中学高校と雪国での球児だった私は、春になるとようやく外で野球ができる、という思いが強かったです。春になると選抜高校野球があります。昨夏の高校野球では、大阪桐蔭高校が春夏連覇を成し遂げましたが、特に秋田県勢として第1回大会以来103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業高校の活躍が感動を呼び、第100回記念にふさわしい大会だったと思います。新潟県勢は、残念ながら全国制覇の経験がなく、平成21年の夏に日本文理高校が惜しくも準優勝となったのが最高記録です。昨年夏の県予選では、優勝候補筆頭の日本文理高校を県内一の進学校である新潟高校が破ったのがニュースでしょうか。各界で活躍する卒業生がすわ甲子園か、と期待したのですが、3日後の準々決勝で同じく進学校の新発田高校に敗退。その新発田高校も決勝で強豪の私立中越高校に敗れてしまったのですが。新潟県高校野球連盟と言えば、春の大会からピッチャーの投球数制限を導入する、という方針を全国で初めて発表し、日本高野連から再考を求められた、ということが話題になっています。様々な意見がある課題ですが、選手の将来と健康を考慮した議論が深まることはいいことだと思います。さて、他の強豪校としては、私立新潟明訓高校があります。不朽の名作漫画「ドカベン」の主人公・山田太郎らが所属する神奈川県の明訓高校の由来となった学校で、作者の水島新司さんが新潟市出身というところからきています。山田太郎も新潟市出身という設定です。昨年惜しまれながらドカベンシリーズが完結してしまいましたが、新潟市の古町5番町の商店街にあるドカベンロード（水島新司まんがストリート）には、山田太郎や里中くん、岩鬼、殿馬らの躍動感ある銅像が来訪者を待っていますので、ぜひ一度訪問してみて下さい。全国大会の象徴高校野球の話はこのくらいにして、新潟では、「居酒屋甲子園優勝」、というお店をみかけるので、〇〇新潟県総務管理部長（元財務省広報室長）佐久間 寛道ドカベンロードで振り抜く山田太郎60 ファイナンス 2019 Mar.連 載 ■ ニイ「ガタ」、「トキ」、書いてみませんか？
元のページ ../index.html#64