ファイナンス 2019年3月号 Vol.54 No.12
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シンポジウム終了後は、ミートアップを実施しました。ミートアップを効率的に実施するため、参加者には入場時に大企業、スマートニッチ・スタートアップ企業、金融機関、公的機関といった区分ごとに色分けしたシールを名札に付けてもらい、目的とする参加者とのミートアップを促進するような工夫をしました。伊勢谷さんをはじめ、特別対談やパネルディスカッションの登壇者には長蛇の列も見られ、積極的な名刺交換や交流が行われました。活発なミートアップも、あっという間に時間が到来しました。今後の連携を熱く語りつつ、様々な地域や業種同士で交流を深めるきっかけとなった今回のイベントは盛会のうちに無事終了しました。ミートアップ7財務局における今後の取組「ENGINE!」に前後して各地の財務局においても、地域経済エコシステムの形成に向けた取組が加速しています。例えば、山梨財務事務所と甲府市内のスタートアップシェアスペースとの共催で、山梨県が抱えている課題を出し合い、東京や海外の企業や専門家と協力して解決していく「山梨県活性化プロジェクト」が定期開催(1月23日、2月24日、3月にも予定)されています。また、四国財務局では、多様な参加者によるワールドカフェ方式で、地域連携に向けた意見交換会を開催(2月16日)したほか、神戸財務事務所では、学生の起業を支援する「KOBEマネーの猫」(学生を対象としたイベントなので、まだ「虎」ではなく「猫」との由。)を谷上プロジェクトというスタートアップシェアスぺースと共催(2月18日)し、4月17日には、近畿財務局において「2025年大阪・関西万博開催までにできること~関西の魅力と課題について考える」と題したイベントが開催予定となっており、各地域で地域連携に向けたエンジンがかかっています。引き続き地方課では、関係省庁とともに、地域経済エコシステムの形成とオープンイノベーションを実現するため、財務局、財務事務所と一丸となって取組んで参ります。34 ファイナンス 2019 Mar.地方創生イベント『ENGINE!日本のミライと出会う場所』を開催 SPOT

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