ファイナンス 2019年3月号 Vol.54 No.12
32/80

○ 官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設整備の推進(2億円⇒13億円(+466.8%))次世代放射光施設について、官民地域パートナーシップによる最先端大型研究施設のリーディング・ケースとして、既に合意している民間加入金全額のコミットメントを得た上で着手する。○材料の社会実装に向けたプロセスサイエンス構築事業(3億円(新規))大学・国立研究開発法人等において、産学官が連携した体制を構築し、マテリアル(物質・材料・デバイス)を社会実装につなげるプロセスサイエンスの構築を進める。3-3.基幹プロジェクトの推進○H3ロケットの開発(212億円⇒227億円(+7.1%))※ この他、30年度2次補正予算で103億円を計上打ち上げコストの削減を図り、多様なニーズに対応した国際競争力のあるH3ロケットについて、32年の初号機打ち上げを目指して開発を進める。○次世代衛星の開発(59億円⇒67億円(+14.1%))※ この他、30年度2次補正予算で133億円を計上先進光学・レーダ衛星(ALOS-3、ALOS-4)等、災害時の状況把握など防災・減災対応に必要不可欠な次世代衛星について、計画通りに打ち上げられるよう着実に開発を進める。4.スポーツ関係予算4-1.2020年東京大会等に向けた準備○競技力向上事業(96億円⇒100億円(+4.7%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、競技団体が行う選手強化活動・コーチの設置等を支援する。○ナショナルトレーニングセンターの拡充整備(36億円⇒25億円(▲30.3%))※ この他、30年度2次補正予算で60億円を計上ナショナルトレーニングセンターについて、パラリンピック競技の使用も想定した拡充整備を完了させ、トップアスリートの集中的・戦略的なトレーニングを支援する。○ドーピング防止活動推進事業(3.0億円⇒3.1億円(+3.1%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ドーピング検査員の新規資格取得者の増加や国際競技大会に対応できる検査員の育成等に取り組む。4-2.スポーツ施策の総合的な推進○大学スポーツ振興の推進事業(1.6億円⇒1.6億円(+4.2%))大学スポーツ振興のため、大学横断的かつ競技横断的統括組織(UNIVAS)による大学スポーツの事業開拓及びブランド力向上に資する活動を支援する。○スポーツ産業の成長促進事業(1.8億円⇒2.0億円(+11.1%))スポーツの成長産業化を実現するため、地域交流拠点としてのスタジアム・アリーナの実現やスポーツ団体の経営人材育成等に取り組む。○障害者スポーツ推進プロジェクト(0.5億円⇒0.6億円(+29.9%))障害者スポーツの振興体制の強化、身近な場所でスポーツを実施できる環境の整備を支援する。また、障害者スポーツ用具について、地域の保有資源を活用するモデル事業を実施する。5.文化庁予算5-1. 文化資源の“磨き上げ”による好循環の創出○ 「日本博」を契機とした文化資源による観光インバウンドの拡充(35億円(新規))28 ファイナンス 2019 Mar.特集

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る